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グランシップ伝統芸能シリーズ 人形浄瑠璃「文楽」

11月8日、今年もグランシップで人形浄瑠璃を鑑賞しました。
昼の部は、
時代物の「義経千本桜~道行初音旅」
義経に会いに行く静御前と、
初音の鼓に使われた狐の父母の皮を慕うあまり静かに付き従う、
人間に化けた狐忠信とが吉野へ向かう道中を表した舞踊。
忠信の登場シーンは狐の姿で、
その仕草がウチの猫の仕草にも似ていてとても可愛らしかったです。

静が踊りの途中で扇を投げてキャッチする振りつけがあり、
人形なのにすごい!と思っていたら、
最後は静から忠信にも扇を投げ渡すシーンがあり、
とても豪快で見ごたえがありました。

もう一つの演目は世話物で「新版歌祭文~野崎村の段」
昨年歌舞伎座で鶴松さん主演で上演されたのを観ましたが、
おみつの健気さに心が打たれました。
大夫が情感たっぷりに語り、
三味線と人形の動きが三位一体となって、
人形に命が吹き込まれます。

夜の部は映画「国宝」でも取り上げられた世話物「曽根崎心中」
桐竹勘十郎さんのお初は、
健気で芯があり、うつむくだけでもその心情が伝わってきて、
様々な表情をみせてくれました。
女性の人形は普段足はつけない(着物の裾で表現される)けれど、
天満屋の段で縁の下に隠れた徳兵衛と、
足をつかって一緒に死ぬ決心を促す重要な場面があるので、
その時のお初には足があります。

二人で天満屋を出るときは、
下女が打つ火打石の音が鳴ります。
そのことを旦那様がチャットGTPに聞くと、
火打石の音には清めの意味があり、
俗世との決別と浄化を表現しているそう。
また心中するという決意の表現でもあり、
無言のまま心中の決意が完成されるという
美しい演出となっているとのこと。

文楽の世界の奥深さを今回も堪能しました。

画像は会場で販売されていたパンフレット。
物語のあらすじが漫画で描かれていたり、
文楽の歴史や、床本まで掲載されていて700円という安さです。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時: 2025年11月09日 14:38