ほし太の日向ぼっこ
映画 トールキン 旅のはじまり 監督:ドメ・カルコスキ

指輪物語の作者J・R・Rトールキンの半生を描いた映画、
『トールキン 旅のはじまり』を鑑賞しました。
指輪物語は、現代の名作ファンタジーの源のような作品だと思っているので、
ファンタジーファンとしては絶対に見たい映画でした。
物語は第一次大戦の激戦のただ中から始まります。
戦場で病に倒れたトールキンは、
銃弾が飛び交う中、親友の安否を気遣い、
文字通り必死に友を探し求めます。
戦闘シーンと回想シーンが交互に現れ彼のこれまでを映し出します。
トールキンはまだ幼い頃に両親を亡くし、
知り合いの神父の助けによって裕福な家庭の援助を得て、
イギリスの名門校に入学します。
上流階級の子供たちの中で最初は馴染めなかったものの、
やがて生涯の友となる3人と出会い、T.C.B.Sという結社を作ります。
そのくだりは青春映画そのもので、
彼らの友情と団結にはとても心温まりました。
そして同じ家に身を寄せるエディスといつしか愛し合うようになりますが、
貧しさゆえに最愛の彼女から別れを告げられます。
奨学金も打ち切られ、大学に残るための最後の手段として、
言語学の教授の下に自身の今までのノートを見せに行きます。
トールキンは、大学で言語学を学ぶ前から自分で言語を創作したり、
神話を調べ、自作し、それら全てをノートに記録していました。
その後、学者として成功し愛するエディスとも結ばれます。
二人の友は戦死してしまったものの、
彼らと過ごした青春時代、戦争の悲惨な体験、
愛するエディスの存在とが背景となって、
指輪物語という壮大な物語が誕生したことが映画を見て理解できました。
とても感動しました。
【ほし太の日向ぼっこ】
ジャボチカバ 再び

何だかしょっちゅうブログに書いている気がするジャボチカバですが、
日に日に大きくなるのが本当に楽しみです。
前回紹介した9月4日から二週間たって、
葉っぱが一段増えて三段になりました。
大きさも一回り大きくなってたくましく感じます。
下のほうの葉は色が濃くなってきました。

こちらは遅れて芽が出た方なので、生長も少し遅いです。
葉の色もまだ黄緑で、ちょっと弱弱しいです。
昨日は少しヘタっとなっていたため、葉っぱの上に土がのっていました。
今日は立ち上がってきたので大丈夫でしょう。
これからも目が離せないジャボチカバです。
【ほし太の日向ぼっこ】
最近のマイブーム

コンビニでは毎週のように新しいスイーツが発売されます。
新商品の気になるものは一度は買ってみるのですが、
リピートするのはまれです。
でもこのローソンウチカフェの
焼きチーズ もち食感ロールは、姪とともにハマって、
もう3回も買ってしまいました。

のびーるチーズクリームというのが塩味で、
甘いのとしょっぱいのでいくらでもいけます。
でも3回食べたからそろそろ気がすんだかな。
【ほし太の日向ぼっこ】
コーヒーあんぱん

この前はUCCミルクコーヒーロールケーキでした。
今度は、DyDoブレンド コーヒーあんぱんを見つけました。
秋になるとこういう新商品が色々出てくるの楽しいです。
コーヒーロールケーキほどパッケージにこだわりは感じられないけど、
あのお馴染みのロゴがしっかり入っています。

これも事務所で4等分しました。
パンは普通で、中身のこしあんがコーヒー味。
そしてホイップクリームが入っているので、
あの甘めのダイドーブレンドコーヒーっぽい味わいになっていました。
コーヒー味のこしあんはけっこうイケます。
そして気になるカロリーも300Kcalと、
ロールケーキに比べてそれほど罪悪感無しに食べられました。
【ほし太の日向ぼっこ】
熟成干し芋達磨庵 歳時記 9月

毎月更新している「熟成干し芋達磨庵」の歳時記のページ。
今月は何を題材にしようかと迷っていたところ、
先日の田んぼの共同作業で、
仲間が蒲の穂を沢山刈ってきてみんなにくれました。
そして姪が「陶芸教室で作ったウサギがあるから、お月見の写真なら使えるよ」
と言ってくれたので、
蒲の穂とウサギを使って、
久しぶりにお月見を題材にすることにしました。
おまけにススキは、会社の駐車場に沢山はえています。
去年美味しかった生活クラブのお月見団子も頼んであり、
材料は苦労せずに揃いました。
さて干し芋と団子を盛り付けるお皿をどうしようかと、
手持ちの中の使えそうなお皿を眺めていたら、
何回か使ったことがあるこのお皿がちょうどお月様のように見えました。
過去の写真をチェックしたら、
真上から写していないのでイケる!と思いました。
と言うことで無事写真も撮影できて、文章も以外とすんなりと書けました。
こういう時に書いた文章はあまり記憶がなくて、
後で読み返すと「こんなこと書いたんだなぁ」という気持ちになります。
不思議です。
【ほし太の日向ぼっこ】
北海道のトウモロコシ

トウモロコシが大好きですが、
そろそろスーパーの店先でも姿を見かけなくなってきました。
シーズン終わりかぁとさみしく思っていたところ、
姉から「トウモロコシを沢山取り寄せしちゃったから少しあげるよ」
と言われました。
姉は「東海ふるさと会」という、
毎月ゆうパックで美味しいものをお取り寄せする会に入っています。
月ごとに色々載っていて食べたいものを選択する仕組み。
価格も商品によってまちまちです。
見ると白いトウモロコシと黄色いトウモロコシが4本づつ、
合計8本ありました。
姉の家では4本もあれば充分と言うので、
半分買い取らせてもらいました。
送料込みなので一本400円強でした。
白いのは、ピュアホワイト。
黄色のは、ゴールドラッシュという品種。
どちらも甘みが強くて、
新しいうちは生でも美味しく食べられるそう。
遠州森の甘甘娘みたいです。
両方とも生のまま少しかじってから、
茹でて食べました。
ピュアホワイトの方がより甘みが強かったけど、
ゴールドラッシュの方がトウモロコシらしさがあって好きかなぁ。
この時期にまたトウモロコシが食べられて何だかとっても幸せ。
【ほし太の日向ぼっこ】
印象派への旅 海運王の夢ーバレル・コレクション 静岡市美術館

静岡市美術館で10月20日まで開催中の『印象派への旅』を鑑賞しました。
19世紀末から20世紀に英国で活躍した海運王ウィリアム・バレルは、
熱心な美術収集家で、自身が集めた数千点のコレクションを
1944年に地元グラスゴーに寄付しました。
そのときの条件が「空気のよい地方に専用の美術館を建てること」と、
「英国外への持ち出しを禁止する」というもの。
美術館は1983年にオープンするも、
現在は建物の老朽化に伴い大規模な改装中の為、
門外不出の貴重な作品が日本初上陸となりました。
もう二度と見ることができないとても貴重な展覧会です。

一番初めに、私の大好きなゴッホ作
『アレクサンダー・リードの肖像』がありました。
グラスゴーの画商だった彼は、スコットランドの美術愛好家たちに、
同時代のフランスやオランダの美術を紹介し、
バレルコレクションもアレクサンダー・リードとのつながりで生まれました。
ゴッホ兄弟とも親交があったことがこの絵からもわかります。
明るい色彩でゴッホらしい筆遣いの美しい肖像画です。
セザンヌやルノアール、ドガといった有名作家の作品もありますが、
ほとんどがあまり知らなかった作家の作品で、
解説も全ての絵についているわけじゃなくて、音声ガイドもないので、
あまり先入観にとらわれず純粋に「この絵好き!」
という気持ちで気楽に鑑賞できました。
驚いたのは、バレルコレクションの中でも特に大事にされてきたという、
今回のメイン作品、ドガの『リハーサル』という絵は、
フラッシュ撮影しなければカメラ撮影がOKのため、
私もスマホで写してみました。
ヤーコブ・マリスという作家の絵は、
ちょっと私の好きな酒井駒子さん風で、
少女や子供がとても可愛らしくて好きでした。
ゴッホに水彩画や油彩を教えたという、
アントン・モーブの水彩画も印象的で、
アンリ・ル・シダネルの雪の中にある井戸の絵はとても幻想的です。
バレル氏は、身の回りの情景や川辺・海辺の情景を好んだそうで、
油彩や水彩のわけ隔てなく大事にしていたとのこと。
今回展示されている作品はほとんどが私の好みとも合う、
とても好きな美術展でした。
よかったです。
【ほし太の日向ぼっこ】
田んぼアート

芹沢銈介美術館に行った目的の一つが田んぼアートでした。
登呂遺跡の水田で稲刈り前まで、
田んぼアートが見られると静岡新聞に載っていました。
登呂博物館の屋上から眺めると、
登呂遺跡のマスコットキャラクターのトロベーが、
紫の稲穂で表現されていました。
一緒に行った友人は期待していたようで、
ちょっとがっかりしていましたが、
私は、想像した通りだったしちゃんとトロベーとわかるから面白かったよ。
それにしても私が子供の頃に比べて、
登呂遺跡はずいぶんときれいになりました。
登呂博物館の1階には無料で見学できる場所があり、
自由に着られる貫頭衣が置いてあったり、
小さな子供が田植えを体験できたり、
高床式の倉の中に入れたりと体験型でとっても面白いです。
【ほし太の日向ぼっこ】
暮らしを彩る 芹沢銈介の生活デザイン

久しぶりに友人と一緒に芹沢銈介美術館に行ってきました。
現在開催中の企画展は「暮らしを彩る」です。
和紙に型染めした日用品の数々を眺めていると、
「昔こういうのあったなぁ」と懐かしくなりました。
特に圧巻だったのは、毎夏デザインされていたという「うちわ」。
約400種類にも及ぶそうで、その一部ですがかなりの数が展示されていました。

本の装丁、ランチョンマットやお店のマッチ、商品の包装紙など、
昔はこういう優れたデザインのものが日常にありました。

面白い企画だと思ったのはクイズ。
番号で指定された作品がどの部屋に飾ってあるのか記入していき、
全部正解すると賞品がもらえます。
芹沢銈介デザインの可愛いクリスマスカードでした。
(特別室の中に正解の紙が置いてあって自分で確認するので、
必ずもらえます)
今までは、半分が芹沢銈介さんの型染めの作品で、
半分は芹沢銈介さんが収集した、
世界各国の民芸品の展示という企画が多かったのですが、
今回は全て芹沢銈介さんが手がけた作品だったので、
最後までとても見応えがありました。
自然の風物をシンプルな形と鮮やかな色彩で、
美しくデザインされた芹沢銈介さんの型染め絵は、
懐かしさとともにモダンさもあって、
今でもまったく色あせないなぁと思います。
やっぱりここ、大好きです。
【ほし太の日向ぼっこ】
輸出された静岡の寄木細工と漆器 金子皓彦コレクション フェルケール博物館

静岡市清水区にあるフェルケール博物館は、
『清水港をテーマに、港湾の生い立ち、地域の歴史との関わり、
そして、清水港を核とした地域の未来までを展望できる、
新しいスタイルの「港の博物館」を目指して、平成3年5月に開館(hpより)』
しました。
現在、清水港開港120周年記念事業として、
『輸出された静岡の寄木細工と漆器』展が9月16日まで行われています。
漆塗り同好会の仲間に教えてもらい行ってきました。
寄木細工といえば箱根が有名ですが、
実は駿府から派生したのだそうです。
幕末に長崎・下田が開港した時から、
海外へ輸出された日本製品の中に駿府の漆器も含まれていたそうで、
明治32年(1899年)に清水港が開港されてからは、
フェルケール博物館前の清水波止場から海外へと渡っていったということで、
本展示会は静岡で作られた寄木細工と漆器の里帰り展です。

箱根寄木細工と違い、静岡の寄木細工は表面に透漆が塗られていることが特徴で、
また、一つの作品の中に貝や金銀・色蒔絵などの技法が組み合わされていて、
とても手が込んだ美しい作品ばかりでした。
金子皓彦氏が世界各国を調査し収集された、
10万点の漆器の中から厳選したというだけあって、
世界一美しいといわれる飾り棚など、
ため息の出るほど美しくて繊細で、
当時の技術の高さと、デザインセンスを堪能することができました。
見応えありました。
【ほし太の日向ぼっこ】