ほし太の日向ぼっこ
マネキンに恋して

ロレーヌ国立バレエ団と演出家ジゼル・ヴィエンヌさんとのコラボ作品。
セリフは一言もなく、マネキンと化したダンサーたちが舞台上を歩き、踊るのみ。
日本語で劇中歌が一曲だけ歌われたけど、
それもあまり意味がないように感じました。
アフタートークでこの作品は『月の光が当たった彫刻に魅せられる』
という歌にインスピレーションを受けて作られたと紹介されました。
人間の男性がマネキンたちと絡み、
時々優しくしたり突き放したり、思うようなポーズにさせたりしていると、
何故か途中でその男性が女装し
マネキンたちと同化していくという奇怪な展開へ。
ダンサーたちの身体や動きがとても綺麗で見応えはあるものの、
この演劇から何をくみ取ればいいのか私にはさっぱりわかりませんでした。
感性が鈍いのかな…。
【ほし太の日向ぼっこ】
『真夜中の弥次さん喜多さん』

今回の演劇祭では一回だけの上演なのでチケットは早々売り切れだったようです。
舞台は最初から最後まで同じ部屋。
登場人物は、弥次さんと喜多さんの二人だけ。
それなのにまるで落語のようなセリフ回しと、
舞台のちょっとした仕掛けが観客を一分一秒も飽きさせない抱腹絶倒な演劇でした。
リアルを求めてペラペラの江戸を出てお伊勢参りに向かう二人が、
先へ進もうとして、また戻ったり、
死んだり生き返ったり、
ものが見えたり、見えなかったり
観ている観客を巻き込んでパラレルワールドが繰り広げられます。
100分間笑いっぱなしでした。
プレトークでも話がありましたが、
この演劇は原作とはかなり違っているはずなのに、
天野さんの演出によって、
まさに『真夜中の弥次喜多』のエッセンスが凝縮された演劇に仕上がっています。
もう12年も上演され続けている芝居ということなので、
演じる役者さんの息がピッタリで、
これからも機会があったら何回でも観たいと思いました。
追伸
5/5は「立夏」でした。二十四節気更新しました。
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立夏
【ほし太の日向ぼっこ】
苗床の草取り

籾蒔きしてからちょうど10日。
そろそろお米の芽も出始め、草も一斉に出始めているようで、
『早めに一度抜いておいたほうがいいよ!』 と連絡をもらって草取りに行ってきました。
寒冷紗をどかして上にのせた稲わらをはがすと、
小さなカイワレみたいな芽がたくさん出ていました。
この中から稲の芽だけ残して他の草は抜きます。
双葉になっているのは雑草とすぐにわかるけど、
すっとした葉っぱはみんな稲に見えてしまいます。

町田さんから「触ってみて茎にしっかりとした芯があるのが稲だよ」
と教えてもらい、
そういえば毎年そう教わって草取りしてたことを思い出しました。
一年たつと忘れちゃうんだよねぇ。
草をとった後はこんな風になりました。
でもこの中にもまだヒエが混じっていそうです。
小さい草は抜くのが楽かと思いきや、
けっこう難しくて、抜いたら稲の芽だったのもあったり、
雑草を全部抜こうと思うとかなりの時間がかかります。
結局一人で午前中2時間作業して、全体の1/3くらいしか終わらなかったので、
何日かにわけて少しづつやるしかありません。

草取りが済んだら、はがした稲わらを前よりも細かく切って、
もう一度全体にかぶせます(抑草と保温のため)

最後に、寒冷紗を前よりふんわりとアーチにしてかけます。
この段階でしっかり草を抜いておくと後からの作業が楽になります。
【ほし太の日向ぼっこ】
ジャン×Keitaの隊長退屈男

『ジャン×Keitaの隊長退屈男』は、
フランスの演出家、ジャン・ランベール=ヴィルド氏がフランス本国で上演された演劇を、
SPACの三島景太さんの一人舞台として、
日本の軍人 磐谷和泉(イワタニ・イズミ)隊長の物語として新たに作られました。
日本平にある、舞台芸術公園 屋内ホール「楕円堂」の中、
四方を客席に囲まれた中央に櫓の舞台。
そこで70分間、たった一人の磐谷和泉隊長は誇り高く生きざまを見せてくれます。
観ていて何ともいえない切ない感情に胸が締め付けられますが、
演じている三島さんはどれほどキツかっただろう…。
「俺を揺さぶるのはやめろ」
何度も出てくるセリフです。
人間として尊厳を保ちつつ、
極限まで祖国のために戦ってくれた、
数多くの名もなき軍人さんたちの戦いを形に表すとしたら、
きっとこうなるのだと、けして綺麗ごとではなく感じました。
楕円堂の天井まで高く高く昇っていく魂に手を合わせて、
戦争は、やはり二度と起こしてはいけないと実感する演劇でした。
それにしても、フランスの詩人でもある演出家の書いた脚本を、
日本の物語に昇華させる作業は、
まったく新しい演劇を一から作り上げるのと同じくらい、
もっとそれ以上にどんなにか大変なことだったか、
想像するくらいしかできませんが、
翻訳された平野暁人さんのご苦労はどれほどだったでしょうか…。
SPACの人材の豊かさをまた実感しました。
【ほし太の日向ぼっこ】
マハーバーラタ

ふじのくに⇔せかい演劇祭 2012でも上演された祝祭劇『マハーバーラタ』。
今回2度目の観劇でしたが、前回以上に感動しました。
この演劇は日本平の野外劇場で上演されます。
舞台のまわりは古代からの木々が取り囲み、
夕暮れからやがて日が落ち、月と星が輝く…。
そんな空間がさらにリアリティを生み出し、
白一色の和装と、能や歌舞伎を思わせる動きとセリフ。
そしてアジアにルーツを感じる打楽器の演奏。
そのどれもがうきうきと心を楽しませてくれます。
ムーバーとスピーカーという、
動きとセリフを語る役者が別にいることによって、
さらに神聖さが増します。
インドの叙事詩でありながら、
まさにこれは日本の、私たちの物語だと声を大にして叫びたいほど、
宮城さん演出のマハーバーラタが大好きです。
【ほし太の日向ぼっこ】
ふじのくに⇔せかい演劇祭 2014 『ファウスト 第一部』

あまりにも有名なゲーテの『ファウスト』を、
ドイツの演出家 ニコラス・シュテーマン氏が演出し、
2012年のベルリン演劇祭で完全版が3sat賞を受賞したという
すべてを上演すると8時間を超えるという超大作演劇。
ふじのくに⇔せかい演劇祭では、第一部を200分という上演時間でみせてくれました。
もちろんセリフはすべてドイツ語なので日本語の字幕が出ますが、
このセリフ自体がとっても難しい表現で、ついていくのも大変。
セットはほとんど無い舞台の上で、
主要キャスト三人の役は決まっているけど、
その三人ともが場面によっては一人で二役、三役のセリフを話すという、
今までに観たことのない演出でした。
そして出演者がかなりの実力俳優であること、
途中に出てくるソプラノ歌手や、天使の子役の歌声、バイオリン演奏も超一流。
かなりハイレベルな演劇でした。
いや~静岡でまさかこんなにすごいものが観られるとは、
ふじのくに⇔せかい演劇祭万歳です!!
【ほし太の日向ぼっこ】
よく生きる、死ぬためのちょっとしたレッスン

劇団SPAC ふじのくに⇔世界演劇祭 2014が始まりました。
今年は全演目が見られるパスポートというチケットを購入したので、
スケジュールの調整が大変でした。
まず一番初めに体験したのが、
バルセロナからやって来た、テアトロ・デ・ロス・センティードスの
『よく生きる、死ぬためのちょっとしたレッスン』
劇団名が“五感の劇場”という意味。
自分でまず「 よく生きるためのレッスン」か「よく死ぬためのレッスン」かを選び、
あとは、ほとんど暗闇の中での様々な体験が待っています。
みて、きいて、さわって、かいで、あじわう、ことを通して
喜び、悲しみ、懐かしさ、不安、嬉しさ、寂しさ、希望…。
色々な感情が湧きあがります。
自分がどこからきて、どこへいくのか、
生まれる前から、死んだあとまでを体感するような不思議な演劇でした。
観終わって何日もたった今でも、その時の体験を思い出します。
追伸
5/2に、5月の「毎月お届け干し芋」出荷しました。
今月のお宝ほしいもは、“紅はるか四切切り芋”です。
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干し芋のタツマ
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今月のお宝ほしいも
【ほし太の日向ぼっこ】
すいとん

朝作ったのきのこ汁にすいとんを入れてみました。
きのこすいとんランチです。
南伊豆町にある『郷土割烹 おか田』さんのすいとんの粉。
いただいたけど中々作る機会がなかったので、やっと今日やれました。
水を加えて耳たぶよりも少し柔らかいくらいに練ってから、
温めたきのこ汁にスプーンで落としていきます。
団子が透明になって浮き上がってきたら出来上がり♪
ネギと柚子こしょうを入れていただきました。
うどんともお雑煮とも違う食感が楽しいです。
お腹がいっぱいになりました。
【ほし太の日向ぼっこ】
豆ごはん♪

毎年この時期に書いてるような気がするけど、
今年も豆ごはんの季節になりました♪
父親が畑で作っているえんどう豆。
やっとご飯一回分くらい炊く分がたまりました。
(毎日とってきて少しづつ冷凍保存してありました)
娘が言ってたけど、電気釜で炊くとえんどう豆の色が変わってしまい、
風味も無くなって美味しくないんだそう。
電気釜はご飯が炊けるまでに時間がかかるからだね。
だから、最初から入れずに途中で入れたり、
炊きあがってから茹でた豆を混ぜるとかになるみたい。
その点ガス釜なら短い時間で炊けるから、
お米と一緒にえんどう豆を入れて炊いても美味しくできます。
やっぱこれでしょ!
今年はあと何回豆ごはん食べられるかな~♪
【ほし太の日向ぼっこ】
塩羊羹 栗田製菓所

旦那様が長野へ出張の時に買ってきてくれました。
なかなか封を切れなかったけど、
同好会の定例会に持って行ってみんなで頂きました。
1本160gなのでちょっと小ぶりな羊羹です。
6等分に切ってちょうどいい感じ。
戦国時代に上杉謙信が武田信玄に塩を送ったという、
逸話をもとに考案されたようです。
この前から時代物の和菓子づいているかも…。
ただ甘いだけじゃなくてほんのり塩が効いていて食べやすかったです。
【ほし太の日向ぼっこ】