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自然農の草取り

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田植えから三週間たち、
様子を見ながら田んぼの草取りに行ってきました。

事前に町田さんから、「これ以上ないくらいにうまく草が抑えられているかんじ」
と教えてもらっていたので、
是非ともその様子を見たいと楽しみに行きました。

行ってみると、確かにあんなに蔓延っていたクローバーはほとんど目立たず、
スギナが少し出ているくらいでした。

それでも苗代だったあたりと、稲の株周りの草を一通り抜いて、
抜いた草はその場に置いてくるようにしました。

分けつが進んできたので、稲と間違えて植えてしまったヒエがわかるようになり、
ヒエも抜いて、石垣の草も刈り、さっぱりとした田んぼになりました。

共同の場所に植えた黒米の稲周りも草取りし、
時折雨のぱらつく中、順調に作業を終えました。

これであと一か月くらいはもつかな?

【きらくな寝床】

シニフィアン・シニフィエのパン

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東京で超有名なパン屋さんと教えてもらい
主人と娘が『シニフィアン・シニフィエ』のパンを買ってきてくれました。

とっても覚えにくいこの名前、
調べたら、シニフィアンは哲学の言葉で「誰もが共有できる事実」、
シニフィエは「個人的なイメージ」のことなのだとか…。
「意味するもの・意味されるもの」と訳されてました。

買ってきたのは三種類のパンで、
たぶん一番高かったのが、“パン オ ヴァン”
フィグ、アーモンド、ピスタチオ、クランベリー、クルミ、カシューナッツ、
マカダミアナッツ、ヘーゼルナッツ、クルミ…。
断面は芸術的といえるほど、ぎっしりとフルーツとナッツが詰め込まれていました。

軽くトーストするととってもいい香りでした。

ほかには“ルバーブのジャム入りフランスパン”と“バゲット”
ルバーブは、ほんのり酸味がきいてパンとの相性がとってもいいと思いました。
バゲットも、軽く焼くと香ばしい香りがたち
どれも本当においしかったです。

お店もとっても素敵だったというので一度是非行ってみたいです。

【ほし太の日向ぼっこ】

軽羹饅頭

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鹿児島出張のお土産をもらいました。
食べたことはありますが、ほとんど記憶になかったので今回は味わって食べました。

一緒に入っていた栞には、
寛文七年(1667年)より記された鹿児島の郷土史「御献立留」に、
薩摩の銘菓として「かるかん」の名が登場しているとありました。
350年近くも作られているお菓子なんですね。

「かるかん」というのが天然の山芋(自然薯)を使った蒸したお菓子のことで、
その中に北海道産の小豆を使用した餡をいれたものが、
この蒸気屋さんの「軽羹饅頭」ということらしいです。
上品な甘さのこしあんと、ふんわりとかるい生地がとっても美味しいです。

一緒にもらった「かすたどん」という、
スポンジ生地にカスタードクリームが入った蒸し菓子もとっても美味しかったです。
こちらは、仙台銘菓「萩の月」を思い出します。
静岡にも似たような「こっこ」というお菓子がありますが、
こういうのはみんな好きですね。

【ほし太の日向ぼっこ】

あっと驚く「手もみ味噌」

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先週の土曜日に落語のお座敷の依頼があり、
そのパーティで紹介があったのがこの「手もみ味噌」でした。
活動しているのは静岡市の『DO(ど)みそくらぶ』。

蒸し大豆・こうじ・塩がすこしづつ入ったビニール袋が配られ、
まずは蒸し大豆を一粒つまんで食べます。
大豆の甘みが感じられておいしい~♪
そのあと麹も少しつまんで味見(こっちもほんのり甘い)

そしていよいよ味噌作り開始。
麹の袋に塩を入れて、
まんべんなく麹のまわりに塩がつくようによく混ぜます。
(これはよく塩きりといいます)
大豆を袋の上から手でもんでつぶします。
豆がつぶれたら塩きりしたこうじを混ぜます。
お水をスプーン2杯ほど入れよく揉みます。
発酵してくるとだんだん温かくなってきます。

それを使って腎愈(じんゆ)にあててマッサージ!!
★みその発酵がすすむ★みそがおいしくなる★腰があたたまる
★癒される★手が温まる★心が温まる★ありがとうが広がる★愛が広がる

という効能があるそう!!
みそは翌日には出来上がり味噌汁にして食べました。
本格的に味噌を仕込むのは大変だけど、
ちょぴりならこんなに簡単にできて、
楽しく、食育にもなってとってもいい活動だと思いました。

【ほし太の日向ぼっこ】

漆塗りの刷毛

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7月1日の日経新聞文化面に『漆刷毛一筋、和文化に艶』という記事が載り、
思わず目が釘付けになりました。
昨年から始めたばかりの漆塗りで、
私が初めて購入した刷毛を作って下さった“泉 清吉”さんの記事だったからです。

その時「先輩から漆刷毛を作っている人は日本に二人しかいない」
と聞いて大変貴重なものなんだと思ったものです。
女性の髪の毛でできていることも初めて知りました。

今回記事を読んで、
漆刷毛に適した髪は、30~40代の少しくたびれたぱさぱさの髪がよく、
中でも日に焼けて自然に脱色し、
少し赤茶けた髪が最もすべりがよい「赤毛」と称した最高級品になるのだと知りました。
よく海藻類を食べている人の髪も腰が強くてよいそうで、
理想は“海辺に住んで日焼けした海女さんの髪”というのも面白いです。

もう一つの材料はひのきで、髪の毛もひのきも何年も寝かせて手間をかけて作ります。

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これが私が購入した漆刷毛、一寸二分と二分のもの。
漆刷毛は先端から終わりまで鉛筆の芯のように髪の毛が詰まっているので、
使っていて傷んだら、ヒノキの部分を切り新しい芯を出してまた使えるそうで、
何十年も(おそらく私なら一生)使えるものなんだそう。

但し、使った後は必ずヘラで漆を丁寧に突き出し、
固化を防ぐため更に油を使って念入りに突き出します。

そして最後にたっぷりの油を含ませてラップできっちりと包みます。
こうしないと刷毛が漆で固まって二度と使えなくなってしまいます。

次回使うときは、含ませた油をまた丁寧にヘラで突き出し、
少量の生漆を用いさらに油を突き出してから使います。
(油を含んだ漆は乾きにくいので突き出した漆は使いません)

記事を読むと、本当に大変な作業の繰り返しで作られる漆刷毛なので
大切に使いたいとまた新たな気持ちになりました。

【ほし太の日向ぼっこ】

スイスチャードでロールキャベツ♪

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この時季に煮込み料理は少々暑いけど、
結局スイスチャードはロールキャベツにしてみました。

豚ひき肉は、生活クラブの平田牧場三元豚。
玉葱のみじん切りとしょうがを一かけすって混ぜ、
塩コショウと隠し味に醤油をほんの少し入れて種を作ります。
(スイスチャードの茎も細かく切って混ぜます。)
それを、さっと茹でた葉っぱで包み楊枝でとめます。
種が余ったので、キャベツでも作りました。

包んだロールをオーサワジャパンの野菜ブイヨンで煮込みます。
ローリエの葉とキャベツの芯も一緒に煮込んで出来上がり。
簡単だけどメインディッシュになりました。

【ほし太の日向ぼっこ】

ラタトゥイユ

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先日友人から戴いたズッキーニでラタトゥイユを作りました。
夏に近づくと毎年食べたくなるのがこれ!

材料は旬の夏野菜。
ナス、玉葱、ズッキーニ、セロリ、トマト、パプリカを一口大の乱切りにして、
オリーブオイルでみじん切りにしたニンニクを炒め、
香りがでたら順に炒めていきます。

野菜に火が通ったら白ワインをふりかけ、塩コショウで味付けし、
さらに煮詰めます。
熱々でもいいし、冷蔵庫で冷やしても美味しい。
この時季にピッタリの副菜です。

【ほし太の日向ぼっこ】

EM栽培+有機農法の干し芋

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今日は来月の毎月お届け干し芋セットのおまけの写真を撮りました。
それがこれ、
“EM栽培+有機農法の玉乙女平干し芋”です。

昨年から一部の畑でEM農法を取り入れています。
EMとは有用微生物群のことで、
畑にまくことで、サツマイモが土中の有機肥料を吸いやすくなったり、
雑草を抑えるなどの効果が期待できます。
有機でお米を作っている宮城県の農家さんから教わりました。

初めて収穫したサツマイモは、形が良く出来もまずまずでした。
それを初めて干し芋にしたものが、今回の玉乙女平干し芋です。

柔らかくて甘い美味しい干し芋が出来上がりました。
自信作です♪

【ほし太の日向ぼっこ】

すもも

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もう20年以上前に苗を買って庭の片隅に植えた“すももの木”
すももと言う名前だけど、桃の仲間じゃなくバラ科さくら属なんだって。
それでも3年目くらいから実をつけだして、
以来毎年たくさん実がなります。

去年、大きくなりすぎた木を父親がかなり切ってしまったので、
今年はそんなに実がつかないだろうと思っていたのに、たくさん実がつきました。

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忙しくてなかなかちゃんと採る暇がないので、
毎日ぽとぽと落ちてくる実を拾って食べています。
完熟なので、皮をむいて食べるととっても甘くて、皮ごと食べるとやっぱりちょっと酸っぱい。

毎年この時期の我が家の風物詩です。

【ほし太の日向ぼっこ】

怖い絵 3 中野 京子著 朝日出版社

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先日読んだシリーズの最終巻。

今回はさらにパワーアップした中野京子さんの解説で、
絵は歴史に深くかかわっていることがよくわかりました。

中野さんのあとがきより
“絵は…その時代特有の常識や嗜好のもと、地域ごとの文化の影響を色濃く受け、
注文主の思惑や画家の力量に従って生まれています。”

だからこそ中野さんの解説を読んで、
その時代の眼でみて、初めてその絵の怖さが伝わってきます。

たとえば1749年に描かれたゲインズバラの『アンドリューズ夫妻』という絵は、
一見のどかなイングランドの田園風景の中にいる新婚の貴族夫妻(地方領主)の肖像。
豊かな農地や牧草地は描かれているものの、そこに働く農民たちは1人もいない。

その背景には、産業革命と同じく農業革命が起こり、
「囲い込み(エンクロージャー)」という政策により、
富める者はますます富み、
貧しきものたち(農業従事者)の使い捨てのような過酷な現実があること。
土地を奪われた農民たちが都市へ向かい、そこでも貧困にあえぐ…。
そんな負の連鎖が透けて見えてきます。

ホガースの『ジン横丁』という絵は、
18世紀なかばのロンドン・イーストエンド、
貧しさゆえにジンに頼り、酔いによってこの世から一時逃げ出すかのような、
まるで生き地獄の有様が描かれています。
エンクロージャによって都市に押し出された貧しき者たちが陥る地獄…。
けれどこれも遠い昔の世界の出来事とはけして言えないように、
現代社会でもそんな構図が簡単に想像できて、よけいに怖さを実感しました。

知らないということは罪深いことだと感じました。

【ほし太の日向ぼっこ】