ほし太の日向ぼっこ
第4回江戸前☆芝浜落語会

港区芝にある「日蓮宗 松流山 正伝寺 」で行われた、
芝浜落語会に行ってきました。
この落語会は、初代立川談笑のお墓がある縁で、
6代目立川談笑の独演会を正伝寺さんが主宰で行っているのだそう。
4年前にお墓を綺麗に立て直した時から行い、今年でもう4回目なんだとか。
初代立川談笑は、江戸時代に初めて職業落語家になった方で、
生まれた日はわかっていないけれど、
亡くなったのが文化7年12月27日と記録が残り、
初代談笑の追善供養のために開かれているのがこの談笑独演会です。
初代はおそらく20代後半で若くして亡くなったらしく、
すぐに二代目立川談笑が誕生したのだそうですが、
二代目は最初立川談志と名のっていたのだとか。
興味深い話です。
17時半からの開演で、
まずは三番弟子の前座さん「立川笑坊」さんの「寿限無」。
つづいて、談笑師匠の「金明竹」と「子別れ」
仲入りなしで、19時半終演の、
2時間という聴き応えある落語会でした。
木戸銭は初代の追善供養ということで1000円。
申し訳ないほど安いうえに、とてもいい雰囲気の場所で、
噺家さんとお客の距離が近くて、とても楽しい会でした。
来年もぜひ行きたいです。
【ほし太の日向ぼっこ】
鏡餅

のし餅作りにはまだ早いのですが、
歳時記用の写真を撮影したいので、
スタッフから3合のもち米でお餅がつけるという、
パン焼き器を借りて鏡餅をつくりました。
3合のもち米をといだら30分ザルに上げて、
分量の水を入れてセット。
50分したら蓋を開けて10分間ついてお餅の完成。
成形はパン作りが得意な姪にやってもらいました。

まだクリスマスにもなっていないので
お正月の気分にはなりませんが、
こんな感じで写してみました。
鏡餅を可愛く作りすぎてしまい、
一番小さなみかんでもバランスが悪い感じになってしまいました。
竹かごの飾りは毎年の山口さんからのプレゼントです。
【ほし太の日向ぼっこ】
映画「ミツバチのささやき」 監督:ヴィクトル・エリセ

失ってしまった子供時代の感情を思い出すような映画でした。
舞台はスペインの田舎、小さな村に住む6歳のアナは、
父と母、姉のイザベルと使用人との5人暮らし。
ある日村に移動映画がやってきて「フランケンシュタイン」が上演される。
その映画を観てからアナは、現実と映画の世界との境がなくなります。
一歳違いの姉のイザベルは、
現実がわかっていて映画は空想の世界であることを理解していて、
アナをだましたり、嘘をついたり、大人の世界に近づこうとしています。
父親はミツバチを育てていて、日々の思いを文章に綴っています。
母親は毎日誰かに手紙を書いていて会いたいと待ち続けています。
夫婦としての接点があまりなさそうで、
姉と妹、父と母との対比が淡々と描かれています。
アナたちが暮らす家のガラス窓はミツバチの巣の模様になっています。
アナはある日脱走兵と遭遇。
フランケンシュタインと重ねて一緒に遊びたいと願います。
その行動が、やがて父親にあらぬ嫌疑がかかることとなり…。
アナがだんだんと大人になっていく様子が
スペイン内戦の雰囲気漂う暗さの中で映し出され、
父と母とが夫婦として寄り添っていく様子が
希望を感じさせるラストでした。
【ほし太の日向ぼっこ】
グルメ評論家ご来店!!

グルメ評論家で、漫談家、
静岡おでんコンシェルジュでもある「前座居家いちご大福」こと、
大石正則さんが、タツマのほしいも福袋を買いにご来店!
福袋にお勧め干し芋、菊姫の山廃純米生原酒無濾過まで
沢山ご購入いただきました。
優しいことに名刺まで下さって、
ホームページに載せていいよと許可もいただきました。
「あのグルメ評論家が買ったもの」ということで、
他のお店でもけっこう集客効果があるようです。
大石様、たくさんのご購入ありがとうございます。
【ほし太の日向ぼっこ】
もでらあと ライブ

久しぶりに清水区のライブハウス、
もでらあとのクラシックライブに行ってきました。
今月はフルート、クラリネット、ピアノとのジョイントライブ。
第一部は、
クラシック曲を中心に6曲演奏。
まずはフルートソロで、
サン=サーンスの「サムソンとデリラ」から「あなたの声に心は開く」
フォーレ「夢のあとに」、
バッハの管弦楽組曲第二番から、「ポロネーズ」と「メヌエット」
フルートの伸びやかな音と美しいメロディ、
そして短調の少しさびしげな曲調が心に沁みます。
ここでクラリネットソロに交代、
ウェーバーの「コンチェルティーノ」
小作品集ということで、短い曲が連なって演奏されます。
柔らかいクラリネットの音色が心地いいです。
もう一度フルートソロで、
シャミナードのフルートと管弦楽のためのコンチェルティーノ
フルートの超絶技巧が聴き応えあり。
一部最後は、
カッチーニの「アヴェマリア」
フルートとクラリネットのハーモニーが素敵でした。

ライブ開始は20時ですが、今回は30分ほど前に入れたので、
久しぶりに熱々焼きたてのハンバーグを開演前に堪能しました。
とっても美味しくてボリューミイでした。
こんなにカロリーとってしまいちょっとヤバいです。
第二部はクリスマスソング特集。
シューベルトの「アヴェマリア」や、アダンの「オーホーリーナイト」、
チャイコフスキーの「くるみ割り人形から」花のワルツなど、
クリスマスムード満点。
演奏は、フルート 佐藤充一さん、
クラリネット 澤井健一郎さん、
ピアノ 木村七重さん でした。
来年一月のライブは、ジャズトリオの演奏なんだそう。
楽しみです。
【ほし太の日向ぼっこ】
文藝別冊 杉浦日向子 没後10年記念特集 江戸の旅人

最近毎晩この本を読んで江戸に浸りながら寝ていました。
杉浦日向子さんが若くして亡くなってもう10年なんですね。
当時「お江戸でござる」が楽しみで、
お若いのに江戸時代に生きている人のように、
浮世離れした感じの杉浦さんを見るのが好きでした。
あらためてこの本を読んで、
杉浦さんは江戸時代の研究家というだけでなく、
アメリカのポップアートや現代美術、
ビートポップスや、洋楽、洋画、邦画、アニメなど、
様々な分野に精通した人だったんだということがわかりました。
バランス感覚に優れた人。
だからこそ江戸時代を語れるんだなあと。
本の中には実のお兄様の寄稿文もあり、
兄妹が影響し合いながら、
お互いの好きなものを披露しあっていたんだと、
微笑ましく羨ましく感じました。
印象に残ったのが「七五三の極意」というもの。
それは「七食五楽三会」。
例えば、大晦日にその年の一年を振り返った時、
七つのウマカッタ物、五つの楽しかった日、三人の出会いを思い出せたなら、
この一年がまずまず上等の幸せではないかと認定する。
ご本人は「怠け者の極意」と仰っていたけど、
案外いい人生ってそんなものじゃないのかな。
【ほし太の日向ぼっこ】
シュトーレン

クリスマスの時期になると、
一度は買ってみようかと思う「シュトーレン」。
けっこう価格が高いのと、
自分一人で食べることを考えると断念していました。
今回姪がパン教室で習ってきたシュトーレンを一切れ持ってきてくれたので、
念願かなって食べることが出来ました。

ちゃんとしたものは中にマジパンが入っているというのは知っていました。
ドイツで、クリスマスの時期に一か月くらいかけて少しづつ食べていくもので、
ドライフルーツがたくさん入っているので生地にフルーツの味が沁みこんで、
だんだんと美味しくなっていくそう。
マジパンはキリスト様を現していて、シュトーレンはおくるみなんだって!
「すごーく甘いから少しづつ食べて」と言われたけど、
結構好きな味なので一気に完食してしまいました。
カロリーが怖いです。
【ほし太の日向ぼっこ】
銀杏

漆塗りの仲間から銀杏を貰いました。
今まで銀杏は簡単にレンジでチンでしかやったことがなかったのですが、
その友人から、
「殻を割ってフライパンで炒るといいよ」
と教わってのでやってみました。

いままで銀杏は普通の種の形だと思っていましたが、
角が三辺ある変形した形でした。
ペンチで割ってフライパンでじっくりと炒ると、
香ばしい香りがしてきました。

炒りたて熱々を剥いてみると、
こんなに綺麗なグリーンでした。
ほっこりして美味しかったです。
また食べたいな♪
見かけたら買おうっと!!
【ほし太の日向ぼっこ】
クリスマス気分

12月第一週の週末、
店頭もクリスマスの飾りつけになりました。

干し芋とクリスマスって、
あんまり関係なさそうだけど、
ちょうど干し芋の年末福袋を販売している時期なので、
お客様の来店も多くなります。

前にお客様から、
「孫にクリスマスケーキを買ってあげると言ったら、
ケーキより干し芋の方がいいと言われて買いに来ました」
というお話を伺ったことがあります。
渋いお孫さんです。
その時は本当に嬉しくて、心の中で思わずガッツポーズでした。
【ほし太の日向ぼっこ】
6年もの味噌

普段あまり使っていない工場に置いてある冷蔵庫の中から、
2009年に仕込んだお味噌のタッパーが出てきました。
6年ものです。

冷蔵庫の中なので思ったほど色は黒くなっていませんでした。
たぶん娘に送ろうと思ってしまってあったのでしょう。

さっそく豚汁にして食べました。
熟成されてまろやかな味になっていました。
貴重です。
【ほし太の日向ぼっこ】