2018年11月
びっくりする名前
先日自然農の田んぼに稲刈りに行った時、
田んぼのわきに咲いていた白い花がとてもきれいで可愛かったので、
何ていう花か調べようと思い写真を撮ってきました。
そういう時役に立つのが、季節の花300というサイトです。
花の名前、色、月別で検索もできるので、
秋に咲く白い花の画像を追っていったらわりとすぐに見つかりました。
名前はなんと「秋の鰻攫み(あきのうなぎつかみ)」というのだそう。
この可憐な見た目からは、かなりギャップがあってびっくりしました。
タデ科イヌタデ属で、名前の由来は、
茎に下向きのトゲがはえていて鰻もつかめそうだかららしいです。
この花を見てなぜ鰻を連想したのでしょう?
これは完全にウケ狙いのネーミングです。
そういえば、イヌタデやオオイヌノフグリも全然イメージが違います。
名前を付けた人のセンスを疑っちゃうな。
【ほし太の日向ぼっこ】
かがみの孤城 辻村深月 著 ポプラ社
2018年本屋大賞を受賞した作品「かがみの孤城」を読みました。
ポプラ社から発行されているようにこの本は児童文学といってもいいくらい、
子供でも大人でも読める本だと思います。
ファンタジー要素もあり、読みやすい文体ですが内容はかなり重いです。
毎日のように新聞やテレビで報道される、いじめによる自殺のニュース。
それを耳にするたび「学校なんて命をかけてまで行かなくていいんだよ」
「さっさと逃げ出していいんだよ」と言ってあげたい衝動に駆られます。
この本は、きっと今いじめや不登校で苦しんでいる子供たちの
心の助けになるんじゃないかと思いました。
主人公のこころは、中学入学直後にいじめを受け不登校になってしまいます。
前半はこころの感情の動きと葛藤、きっかけになったいじめの内容があきらかになり、
読んでいてこちらまで苦しくなるほどでした。
ある日、部屋の鏡が輝きだし吸い込まれるように鏡を通り抜けて出た場所は立派なお城。
そこには、こころ以外にも様々な理由で学校に行っていない6名の中学生の男女がいました。
中学3年のアキとすばる、2年のマサムネとフウカ、1年のこころとリオンとウレシノ。
そしてなぜかオオカミの面をつけドレスを着たこの城の主のような少女。
オオカミさまと呼ばれる少女の説明では、
この城には毎日9時から5時までいられること、
城のどこかに願いの部屋があり、願いの部屋を開ける鍵が城に隠されている。
鍵を探して願いの部屋にたどりついた一人が一つだけ願いを叶えることができるというもの。
そして城は3月30日に閉鎖される。
現実世界と城という異世界の二つの居場所があることで、
彼らは、学び、葛藤し、次第に生きていく力を身につけていきます。
最後の20ページは、途中の些細な違和感と謎がすべて見事に解き明かされ、
城の存在の真の理由がわかった時にはとても感動しました。
【ほし太の日向ぼっこ】
講座が始まりした。
毎年この時季、静岡市西部生涯学習センターで開催される、
静岡伝統工芸~漆塗り弁当箱~の講座が7日に始まりました。
全6回で、漆塗りのお弁当箱とお盆を仕上げます。
講師は細田豊先生で、漆塗りの同好会「田町ジャパン」がお手伝いをします。
受講生の方は全部で16名で、リピートの方もけっこういらっしゃいました。
「昨年自分のお弁当箱を作ったので、今年は旦那様のを作りたい」という方も。
参加費の支払いが事前にあり、
その時にデザインを考えてきて下さいとアナウンスがあったそうで、
初日からすぐに作業に取りかかれたため、
螺鈿細工の貝をカッターで切り取り、
漆で貼るところまで進んだ方も多かったです。
お盆に木固めの薄めた漆も塗り終え初日の作業は終了です。
週に一回、一ヶ月半かけてどんな作品ができるか楽しみです。
【きらくな寝床】
アシュのお気に入り続く
もう3週間以上もお気に入りの紐。
毎日この紐を追って全力疾走したりジャンプしたりと、
夏とは一転活動的なアシュです。
今日は猫タワーの上で、獲物を捕らえたといわんばかりの顔でした。
食欲も旺盛ですが運動量が多くなったため、
体重測定したら6.1kgと少し痩せてました。
昼間はほぼ一日中、お気に入りの座布団の上で爆睡のアシュ。
時々見に行くと、寝返りは頻繁にやっているようでいつも形が変わっています。
寝て起きる時は必ずヨガの猫のポーズでストレッチ。
健康管理にも余念のないアシュです。
【猫とお昼寝】
木版画カレンダー
木版画の教室で仲間と一緒に制作していた木版画のカレンダーが完成しました。
今日、全員の版画を持ち寄り12枚づつセットにしました。
並べてみると壮観です。
自分の拙い版画でも仲間たちに助けられて、
それなりにちゃんと見えます。
順番に自分の担当した版画の感想を話し、講師の先生からの講評をいただきました。
一年前よりもみんな上達しているのがよくわかります。
一人二部づつ戴きました。
無事完成してよかった!
【きらくな寝床】
ホタテの炊き込みご飯
いつも行くSスーパーで戴く情報誌「ふれあい交差点」には、
毎月お料理がたくさん載っているのでとても参考になります。
今月号に「ベビーほたての炊き込みごはん」が出ていました。
おいしそうなのでベビーホタテを買ってさっそく作ってみることに。
分量をよく見ずに買ってしまいましたが、
家に帰ってから確かめたらホタテはお米一合につき100gも使うレシピでした。
しまった、買ったホタテは100gちょっとしかない!
しかも田んぼに行く日のおむすびにしたいから4合は炊きたいのにどうしよう。
レシピ通りだと一合しか炊けません。
そこで、出汁を濃い目にとってホタテが足りない分は出汁で補うことにしました。
レシピでは、米、ホタテ、生姜、調味料(塩・醤油)を入れて炊き、
炊き上がってから、ごま油、長ネギ、水菜を加えるというものでしたが、
ホタテが足りない分を何かで補わなければならないので、
炊き込みごはんに付き物の人参ときのこを一緒に入れることにしました。
味付けも醤油と塩だけのところ酒も足して、
炊き上がったらごま油を加え、水菜の代わりに三つ葉を混ぜてみました。
もはやレシピのごはんとは別物ですが、これはこれでけっこう美味しかったです。
【ほし太の日向ぼっこ】
自然農の田んぼ 2018 稲かり
11月3日、共同と自分たちの田んぼの両方の稲刈りを行いました。
自分たちの田んぼは10月27日に行う予定でしたが雨が降ってしまい、
共同の稲刈りと同じ日に行うことになりました。
一日で終わらせなければならないのでいつもより早めに家を出て、
9時に田んぼに着いたらすぐに自分たちの田んぼから始めました。
先月の台風以来初めて来たのですが、倒れた稲もなくほっとしました。
が、竹などを入れておいた物置の屋根のトタンが飛んでしまっていて、
田んぼの中にその残骸がいくつか落ちていました。
ここもかなり強い風が吹いたようです。
今年の稲は分けつが少なく、多いもので20本、少ないのは1本というのもありました。
平均すれば6~7本といったところでしょう。
一株刈ったら雑草を取り除き一握りくらいの束にして右、左、真ん中に重ねて置き、
重なった部分を麻紐で縛ります。
稲を縛っている間に、男性陣が共同部分の草刈りをしに行きました。
ポンプ周辺や田んぼ全体の周囲を除草しました。
全部縛り終えたところです。
36束でした。
去年よりは少なかったように感じます。
縛り終わった稲を天日干しする竿(稲架)にかけます。
仲間が大きい稲架(はさ)を作ってくれたので半分借りました。
二人で12時過ぎまで頑張って何とか稲刈りが終了。
お昼ごはんの後は共同の黒米と赤米の稲刈りです。
黒米も赤米も、まだ青い稲があるので葉が枯れた稲だけ刈り取りました。
5人がかりなのであっという間に終了しました。
稲刈りの後は畑の大豆の様子を見に行きました。
刈り取るのは葉が全部枯れて落ちたあとでいいそうです。
あまり手をかけずに大豆ができたのでけっこう嬉しいです。
一枝だけ枝豆で食べるために切ってきました。
夜、ビールのつまみにしたら粒は小さめでしたが甘くて美味しかったです。
【きらくな寝床】
珍しいお刺身
いつものスーパーに買い物に行ったら鮮魚コーナーになんと鯨のお刺身発見。
子供のころは給食でもよく出てきた鯨ですが、1986年から商業捕鯨は禁止されているので、
調査捕鯨で捕られた鯨でしょう。
スーパーで見かけることはあまりないので、珍しいので買ってみました。
パッケージを見ると、
アイスランド産ナガス鯨と書いてありました。
ミンク鯨に比べてナガス鯨はさらに貴重らしいです。
見た目は血が滴りそうな赤身ですが、
生姜醤油で食べたら、臭みもあまりなく柔らかくて美味しかったです。
【ほし太の日向ぼっこ】
久しぶりの再会
本屋さんの棚で偶然見つけた『ポーの一族 春の夢』
そうだ萩尾望都さんの名作「ポーの一族」が、40年ぶりに連載再開されたのでした。
これはぜひとも買わなくちゃと、
久しぶりにエドガーとアランに再会しました。
何しろ読んだのははるか昔です。
覚えているかなぁと心配しながら読み始めましたが、
あっという間にタイムスリップ。
後は一気読みでした。
「この漫画がすごい 2018」の第2位に選ばれているだけあって、
ただの続編ではなく、ヴァンパイア世界の謎の扉が開きかけていて、
より引き込まれました。
やっぱり萩尾望都さんはすごいです。
娘から教えてもらった 樹なつみさんの『八雲立つ 灼』。
こちらは16年ぶりという、これも懐かしい漫画です。
八雲立つは、完結したと思っていたので、
また続きが読めるとは思ってもいませんでした。
世界観が大好きだったので嬉しいです。
これから楽しみが増えました。
【ほし太の日向ぼっこ】
映画「かぞくいろ RAILWAYS 私たちの出発 」 監督:吉田 康弘
映画『かぞくいろ RAILWAYS 私たちの出発』を鑑賞しました。
RAILWAYSシリーズは、地方のローカル線を舞台にした、
鉄道に纏わる人々の人生を描いたヒューマンドラマで今回はその第3弾なのだそう。
冒頭、三人家族が線路の高架橋の上で仲良く電車を見ています。
父親と息子はかなりの鉄道好きのようです。
場面変わって母と息子が大きな荷物を持って電車でどこかへ向かっています。
そこから物語が始まりました。
奥薗晶(有村架純)は、夫が突然のくも膜下出血で亡くなり、
夫の連れ子の駿也と二人で、義父の節夫(國村準)に会いに鹿児島に行きます。
節夫は肥薩おれんじ鉄道の運転士。
他に頼る身内がいない二人は節夫の家に置いてもらい、
晶も、駿也のために運転士を目指します。
学校になかなかなじめない駿也は、
ある日、半成人式という行事で両親の作文を書くことになったけれども、
駿也はうその作文を書き、晶にもひどい言葉を投げつけます。
物語の所々に、昔の幸せなシーンが入り、
節夫、晶、駿也、それぞれの思いがこちらに伝わってきます。
妻を亡くし、息子とも疎遠だった節夫。
やっと手に入れた幸せな家庭が夫の死で突然なくなってしまった晶。
生まれてすぐに母親を亡くし、10歳で父親とも死別してしまった駿也。
三人が新しく家族になっていく過程が、
美しい自然の中を走る肥薩おれんじ鉄道の映像とともに紡がれます。
鑑賞後は、家族にもっと優しくしたくなる、そんな映画でした。
【ほし太の日向ぼっこ】