2019年07月
今年初
我が家の庭の木では、
毎年7月20日ごろになると蝉が一斉に鳴き始めます。
今年もそろそろかな?
と思っていたら今朝鳴き声が聞こえて来ました。
蝉の種類には詳しくないのでネットで調べてみたら、
クマゼミの声だとわかりました。
例年だと、鳴き始めるとしばらくはシャンシャンシャンと
けっこう盛大に鳴いてテレビの音も聞こえないくらいですが、
今年はまだ一匹だけしかいないのか、少し鳴いたら聞こえなくなりました。
いつもなら沢山見つかる抜け殻も、まだ一つだけです。
【ほし太の日向ぼっこ】
熟成ほしいも達磨庵 歳時記7月
毎月更新している熟成ほしいも達磨庵の歳時記のページ。
毎回何を題材にしようかと頭をひねっていますが、
特に毎年7月は苦心します。
過去の7月のページを見返すと、
毎年ちょうどこの時季にGちゃんが持ってきてくれる、
生のバジルの葉を使っています。
今年もいいタイミングで頂きました。
そして、その時一緒に頂いたりっぱな胡瓜でQちゃんを作ろうと、
輪切りにしている時にひらめきました。
そうだ、胡瓜とバジルとプラムにしようっと!
文章の方は何となく心太で書き始めていたので、
後ろのほうに心太も置き、麦茶とともに配置。
出来上がった写真は、
「プラムが主張しすぎている」と言われてしまいましたが、
お天気もさえない日々なので、
少しでも明るい色があったらいいなと思い多めに入れてみました。
本文の方は、熟成ほしいも達磨庵のホームページでぜひ。
来週の月曜か火曜日に更新されます。
【ほし太の日向ぼっこ】
Qちゃんが作れる幸せ
今年は日照不足のため野菜が高騰しています。
特にきゅうりは、スーパーでも1本50円とか80円とか、
この時期では信じられないような金額です。
都内に住んでいる娘も「キュウリは高級品」と言っていました。
でも静岡にいると、無人販売で3本~4本100円で買えたり、
先日は友人のGちゃんから立派な胡瓜を沢山いただきました。
立派な胡瓜が手に入ると作るものはQちゃんです。
今年は無理かとあきらめていたけど、
有難いことにこうして作ることができました。
Qちゃんは冷凍しておいて漬物が不足した時に食べます。
【ほし太の日向ぼっこ】
白い人参
会社近くにある無人販売には、時々珍しい野菜が並びます。
達磨庵の歳時記用に何かないかなぁと探しに行くとプラムがありました。
コレは使えるかもしれないと思い、100円玉を料金箱に入れたつもりが、
間違えて500円玉を入れてしまいました。
無人販売なのでもちろんお釣りはもらえません。
仕方がないのでその場にあった野菜を500円分買うことに…。
まずプラムを二袋、平べったいインゲンを一袋、太ネギを一袋、
そして最後にこの白い人参を一袋買いました。
思わぬ出費です。
今日の午前中、予定通りプラムを使って歳時記の写真を撮りました。
試しにひとつ食べたら酸っぱくて、とても全部は食べられそうもありません。
コレは酵素か何かに加工したほうがよさそうでした。
白い人参はサラダで美味しいと書いてあったので、
とりあえず今日のお昼ご飯の野菜サラダに刻んでみました。
セロリのような風味と甘みがあり、
好みは別れるところですが私は美味しいと思いました。
その葉っぱが、まるでイタリアンパセリのようなので、
人参の葉っぱはいつも茹でてふりかけにするんだけど、
それはやめて生のままとっておきました。
今日のお昼の焼きカレーの上にトッピングして焼いたら美味しかった~。
たぶんお金を間違えて入れなければ買うこともなかった白い人参ですが、
怪我の功名で買ってよかったと今は思います。
ちなみにこの人参のことが気になったので少し調べてみたら、
ルートパセリという野菜で人参ではなかったようです。
【ほし太の日向ぼっこ】
湯気そば
姪から教えてもらいずっと気になっていた、
『駅前スタンド湯気 WIT H旬香亭』に行ってきました。
静岡市に本店があり都内でも何店舗かお店を出店しているという洋食屋さん、
旬香亭の出したラーメン屋さんという変わりだね。
ここは汁の少ない中華そばとキーマカレーが美味しいそう。
姪から聞いて、湯気そばとキーマカレーのセット(1000円)
を入り口にある券売機で購入して注文。
店員さんからは
「トリュフの香りのついた泡が乗っていますが大丈夫ですか?」と聞かれました。
お洒落です。
まずはそのまま。
ちょっと太めの麺と濃い目のスープがよく絡みます。
説明には、途中で中華そばのタレや酢、塩コショウで味を変えたり、
追いスープを頼むという食べ方の色々が提案されていました。
楽しいし、美味しいです。
キーマカレーも来ました。
スパイスがきいていてけっこう辛口のカレーです。
量もちょうどよくて、
食べ終わったらお腹がいっぱいになりました。
友人を誘って行ったのですがすごく喜んでくれて、
その後、テレビでも紹介されてたよと教えてくれました。
また今度は娘を連れて行きたいな。
【ほし太の日向ぼっこ】
メアリー・エインズワース浮世絵コレクション 静岡市美術館
6月8日から7月28日まで静岡市美術館で開催中の、
メアリー・エインズワース浮世絵コレクション~初期浮世絵から北斎・広重まで~
を鑑賞してきました。
毎回楽しみな葵タワーのエレベーターの美術展仕様は、
私の好きな歌川広重の名所江戸百景、
『浅草田圃酉の町詣(あさくさたんぼとりのまちもうで)』でした。
猫が可愛いくて、鑑賞前から気分が上がります。
先行して行ってきた旦那様と娘からは、
「かなり沢山の作品数で、その全てに説明があるので時間がかかるよ」
と聞いていたので覚悟して行ってきました。
本展覧会は、
アメリカ人女性メアリー・エインズワース氏が明治39年の来日を期に収集を始め、
約25年にわたり収集した1500点以上の浮世絵の中から200点を選りすぐり、
日本で初めて紹介する里帰り展です。
世界で一点しか確認されていない貴重な浮世絵も何点かありましたし、
今まであまり見る機会のなかった初期の浮世絵の墨摺絵や漆絵から始まり、
次第に色彩豊かになっていく紅摺絵から錦絵の時代へ移りゆく過程、
そして錦絵の黄金期、人物画から風景画への変遷と、
エインズワース氏が最も愛した広重のコレクションと、
大変に見応えがありました。
特に興味深かったのが、初摺、後摺、変わり図と、
同じ作品でも途中で版を省略してしまったり、
図を変えてしまった作品を並べて鑑賞できたことです。
広重の『名所江戸百景 両国花火』では、
花火が開いた瞬間と消える直前を摺り方の違いで表現されていて面白かったです。
エインズワースさんが日本の浮世絵を気に入って収集してくれたおかげで、
今この時代に、これほどの作品数を鑑賞することができるのは、
本当に幸せなことだなあと感じました。
【ほし太の日向ぼっこ】
お気に入りの場所
アシュは事務所横の自転車置き場で生まれた猫。
小さい時からお店に来るお客さんにも親しまれ、看板猫でもあります。
なので毎日一緒に出勤しています。
でもせいぜい看板猫がやれるのは午前中くらいで、
午後はほとんどお昼ねです。
気に入った場所というか、心落ち着く場所は、
やっぱり人間の手の届かない高い所。
最近は棚の上のラミネートの箱の上がお気に入り。
殆ど使われないので、滅多におびやかされることもないからです。
今日ものんびりと好きな格好で寝ているアシュでした。
【猫とお昼寝】
梅干しと紅しょうが
一ヶ月前に漬けた梅に、一週間ほど前もみ紫蘇を混ぜました。
本来なら赤紫蘇を梅酢で揉んでアクを出してと、
とても手間がかかる もみ紫蘇ですが、
手っ取り早く生活クラブで買ったものを使ったのでとても楽でした。
一週間たち梅にもかなり色がついてきました。
梅雨があけたら天日に干して完成なのですが、
中々そのタイミングがきません。
一足先に出来上がった梅酢を使って紅しょうがを作ることにしました。
新ショウガをスーパーで買ったので、
今までは薄く輪切りにしたものを梅酢に漬けていましたが、
今年は千切りにしました。
梅酢は何かと重宝なので、
来年も少しは梅干しを漬けて梅酢をつくろうかなぁ。
800gくらいなら簡単だし。
【ほし太の日向ぼっこ】
玉子の黄身の醤油漬け
先日NHKテレビの「あさイチ」で紹介されていた、
ご飯のお供「卵黄の醤油漬け」が美味しそうだったので作ってみました。
まず玉子を丸ごと二日以上冷凍する。
凍った玉子を常温の水で30分解凍すると、
卵白は溶けて、黄身だけが簡単に分離できます。
それを、
醤油80cc、酒40cc、かつお節4gの漬けダレを作って、
20分以上漬け込むだけという簡単さ。
玉子の黄身が浮いてしまうのでキッチンペーパーをかぶせる。
とのことでしたがラップでも大丈夫でした。
午前中に作っておき約3時間。
お昼に炊きたてご飯の上にのっけて食べてみました。
生の玉子かけご飯とは違い、
黄身が絶妙なかたまり具合でしっかりご飯のお供になりました。
もしかしたらお酒のおつまみにもいいかも。
ちなみにタレのかつお節は漉すようでしたが、
もったいないので私はそのままにしました。
このタレ、一度作ったらもう一度使えそうだし、
他の料理に使ってもよさそうです。
また残った卵白はお菓子や味噌汁に使うといいみたい。
【ほし太の日向ぼっこ】
月イチ歌舞伎『天守物語』
毎月歌舞伎が映画館で見られる月イチ歌舞伎。
7月の演目は泉鏡花原作の『天守物語』。
以前SPACで宮城聡さんが演出された『天守物語』を観劇したことがあり、
その独特の世界観がとても美しく描かれていたことを覚えています。
演劇と歌舞伎の違いを比べるのも楽しいと思い、
2019年の月イチ歌舞伎の演目の中でもかなり楽しみにしていました。
最初に玉三郎さんの解説映像があり、
泉鏡花ワールドに遊びに来たような気持ちでご覧下さいとのこと。
姫路城の天守閣には魔物が住んでいる。
という伝説を元にこの小説が書かれたそうです。
前半は天守に住む絶世の美女、富姫のもとに、
猪苗代に住む妹、亀姫が遊びに来て、
姉妹とお付きたちの華やかな遊びの場面が繰り広げられます。
後半は、独りになった富姫のもとへ人間の姫川図書之助がやってくる。
実は富姫が亀姫にお土産にと捕った白い鷹を逃がした罰で、
殿様から切腹の代わりに魔物の住む天守へ行くことを命じられた鷹匠でした。
富姫は図書之助を一度は逃しますが、
途中で灯りの火が消えてしまった図書之助が再び天守にもどってきて…。
ここから事件は思わぬ方向へ向います。
男性が絶世の美女を演じる歌舞伎は、
この演目にとても合っていると思いました。
玉三郎さんの富姫、図書之助の海老蔵さんはとても絵になります。
また、舞台はいつの時代という設定は無いながら、
人間社会には封建制度が色濃く残っている時代であり、
妖怪の世界にはそういうものがない。
また人間はしがらみにとらわれるが、妖怪は自分の心に純粋に行動する。
という対比が、人間の証である情が、
かえって魔物の方にあるように感じてしまい何だか感慨深かったです。
【ほし太の日向ぼっこ】