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モンパルナスの灯 監督:ジャック・ベッケル

以前、静岡市美術館主催の『印象派とエコール・ド・パリ』展の関連企画で、
この「モンパルナの灯」の上映会がありました。
貧困と病の中、失意のまま36歳の若さでこの世を去った画家モジリアーニの伝記的映画です。
鑑賞後に本展でモジリアーニの絵をみるのはとても切なかったのを覚えています。

今回旦那様がDVDをレンタルしてきたのでもう一度鑑賞。
モジリアーニ役は、大好きなジェラール・フィリップなので、
何度見ても眼福です。

劇中、モジリアーニが友人の仲介でアメリカのお金持ちに絵を売りに行く場面で、
モジリアーニがゴッホの言葉を借りて、
「絵は苦悩の中から生まれる」と話したのが今回とても印象的でした。

愛するジャンヌを得て、
「妻を幸せにしたい。幸せにしなければならない」と思っていたのは本当だろうけど、
芸術のために魂を売ることはできず、最後は非業の死を迎える。
その生き方も含めてモジリアーニの作品は、
今でも世界中の人々を魅了しているのかもしれないと感じました。

モジリアーニの死を確かめてから自宅に絵を買いに行く画商は、
絵を金儲けの道具としか思っていないし、
そうとは知らずに、「お金より励ましが必要なんです」と、
喜ぶジャンヌの無垢な笑顔には、本当に心が痛みました。
ジャンヌ役の、アヌーク・エーメの美しさにもとても感動しましたが、
実際のジャンヌもかなり美しい人だったようです。
モジリアーニの死の二日後に、
自ら死を選んだジャンヌは9ヶ月の身重だったそうで、
瞳に何も映さないモジリアーニの絵の中の人物は、
そんな二人をずっと悼んでいるようにも感じます。

【ほし太の日向ぼっこ】

お雑煮

昨日までの気温とうってかわって今朝は少し肌寒くなりました。
冬に買ったお餅がまだ残っていたので、
これが最後のチャンスと思い、お昼ご飯にお雑煮を作りました。

お雑煮と言っても家にある根菜を色々入れて、
どちらかと言うとけんちん汁風の汁にお餅を焼いて入れた感じです。

出汁は鰹で濃い目にとって、
大根、白菜、里芋、人参、ごぼう、ほうれん草、を入れました。
もうすぐ5月だというのに、この時季のお雑煮も意外と美味しかったです。

【ほし太の日向ぼっこ】

筍ご飯

数年前まで、この時季タケノコは食べ放題でした。
知り合いの山で、
竹林の整備をするお返しにタケノコを掘らせて貰っていたからです。
その場所に何年か前イノシシ対策の柵ができ、
気軽に立ち入ることができなくなってしまいました。

タケノコが食べたい私は、
先日田んぼに行く途中で寄ったふるさと茶屋で、
掘ったタケノコが一本150円で売っているのを発見!

でも、いつもは掘りたてをすぐに茹でていたので、
買ったタケノコはどうなのかなぁ…。
と思い、1本しか買ってこなかったのだけど、
農作業して夕方帰ってから茹でても、
けっこう美味しそうないい匂いがしてきました。

ああ、しまった、もっと2.3本買ってくればよかった。
と思ったもののあとの祭りです。

その貴重なタケノコを使って、今日はタケノコご飯にしました。
前の晩に出汁をとっておき、お米はといで浸水。
朝、タケノコと油揚げを出汁と醤油と酒で沸騰させないようにかるくサッと煮て、
ご飯とともに炊きました。
一緒に自家製のちりめん山椒も入れたけど、
お米6合に対して量が少なすぎたのか、あまり山椒の香りはしなかったなぁ。

でも程よくおコゲもありけっこう美味しくできました。
次に田んぼに行く時にタケノコあったら絶対もっと買ってこようっと。

【ほし太の日向ぼっこ】

熟成ほしいも 達磨庵 4月の歳時記

熟成ほしいも達磨庵のHPにある「歳時記」を、
昨日ようやく4月の『穀雨』で更新しました。

写真の方は、『たらの芽、菜の花、たけのこ』を芝川の姉からもらったので、
これは春らしい!と思いけっこう早くに撮影できました。
干し芋をのせるのにいつもはお皿を使いますが、
今回はたまたま目に付いた、
昔、桜の小枝と間伐材で作った調味料置きに盛り付けてみました。
歳時記の写真は横長なので、この長細さも活きたと思います。

写真は順調でしたが、そのあと文章がなかなか書けませんでした。
そうこうしている内にインフルエンザになってしまい、
結局4月も残すところ一週間というギリギリのタイミングになってしまいました。

タイムリミットはせまるけど、自分の中にないことは書けないので、
自然農の田んぼに行ったことと、
たまたまテレビで見た印象的なことを書かせてもらいました。
いつもは熟成干し芋ともからめますが、今回は全く触れませんでした。

文章と写真をSEに渡してページを作成してもらっている時、
「いつもタイトルがついていますが、今回はどうしますか?」
と聞かれました。
タイトルまで全く考えていなかったけれど、
ちょうど今が二十四節気の「穀雨」の時季だったのでそうしてもらいました。
タイトルがつくと、選んだ俳句と自然農にも妙にしっくりきておさまりがよく、
ああよかった、とほっとしました。

よかったら、熟成ほしいも達磨庵のHPの方もご覧下さい。
https://tatumaun.jp/meister/

【ほし太の日向ぼっこ】

Google Home

先日、娘の家に行ったら「Google Home」がありました。
部屋のWi-Fiの契約を変更したらお試しで付いてきたのだそう。

「OK、グーグル」と言ってから話しかけるのが妙に気恥ずかしいです。

「何か役に立つの?」と聞いたら、
テレビや部屋の照明をつけたり消したり、アラームをセットしたり、
天気予報などを聞くくらいだそう。
それも「テレビつけて!」と言っても反応なしで、
「テレビをつけて!」と言わなければダメ。
天気予報はスラスラ答えてくれるけど、
「どんな服を着たらいい?」と聞いても、
「何を着てもお似合いですが…」と参考になりそうな答えはなし。

おまけにアラーム音が、
娘の旦那様曰く、「なんかぼんやりとした音」で、
目が覚めるかどうかあやしいらしい。

契約したら月額5000円くらいかかるみたいだし、
たぶんお試し期間が過ぎたら返却するんだろうなぁ。
ちょっとでも体験できて面白かったけどね。

【ほし太の日向ぼっこ】

自然農の田んぼ 2019 苗床作りと籾まき

4月21日、我が家の田んぼの苗床作りと籾まきに行ってきました。
前日には共同の田んぼで黒米の籾まきがあり、
仕事で参加できませんでしたが、見ると立派な苗床ができていました。

仲間の田んぼにも、いつでも籾まきができるように、
苗床が準備されていました。

まずは、苗床の場所を決めて草を刈ります。

刈った草をどけたら表面の土を少し削り取ります。

表面を少しだけ耕して、丁寧に草の根っこなどを取り除きます。

両手を使って表面の土を細かくしていきます。

周りに溝を掘ります(モグラ対策)

表面を平らにして、籾米を一粒づづ蒔いて行きます。
3cm四方に一粒が理想ですが、
ついつい欲張ってたくさん蒔いてしまいます、

籾米を蒔き終ったら、ふるいで細かくした土をかぶせます。

全部覆ったら手で押さえて平らにします。

その上から切った藁をかぶせ、さらに藁をかぶせます。
抑草と寒さ対策です。

最後は不織布で被って完成です。

田んぼの脇では、仲間の3人が、
去年の台風でトタンが飛んでしまった、
稲架用の竹をしまう小屋を作っていました。
前のよりかなり立派な小屋が出来上がりました。
ありがたいです。

【きらくな寝床】

褒めたばっかりなのに…。

私が病気で寝込んだ時そばにいてくれて、
けっこう感謝していたアシュなのに、
今朝は、スマホの目覚ましが鳴ると同時におなかの上にジャンプしてきて、
衝撃の目覚まし爆弾をくらいました。

それでも起きずに寝ていたらずっと大きな声で鳴いて起こそうとします。
そんなことにもめげずに、まだもうちょっと寝ていたいと思って目をつぶっていたら、
今度はベットの頭の上の方に置いてあった本を、
一冊づつ頭の上に落とすという攻撃を仕掛けられました。
これにはさずがに参ったと思い、階下に下りていったら、
洗面台の中にはしっかりとウンチがあり、
ダメ押しに、籾まき用に浸水して置いたバケツもひっくり返っていました。

旦那様がいないと、夜中に遊び&ご飯の補給係りがいないので、
お腹が空いてしまったのはわかるけど、
こんないたずらの連発はダメだからね、アシュ。

【猫とお昼寝】

月イチ歌舞伎

シネマ歌舞伎「野田版 桜の森の満開の下」をみました。

坂口安吾の「桜の森の満開の下」と「夜長姫と耳男」という小説を下敷きに、
劇団夢の遊眠社によって初演された演劇「贋作 桜の森の満開の下」は、
野田秀樹氏の最高傑作とも称される戯曲で、その後何度も再演されているのだそう。

それを歌舞伎に昇華させ、
平成29年8月に中村勘九郎・七之助の主演により、歌舞伎座で上演されたもの。
演劇の方は観劇していないのでわかりませんが、
美しい舞台美術と豪華な衣装、言葉遊び的なダジャレと、
役者さんたちの確かな演技力に圧倒されました。

桜の木の下には死体が埋まっている…。
こんな言い伝えを聞いたことがあります。

この歌舞伎も、桜の美しさと恐ろしさを象徴とし、
人間たちの愚かさ、権力闘争の醜さ、
そしていつの世も必要悪とされる鬼の存在に、
夜長姫と耳男の純粋で残酷な愛情。

その全てがシンクロして、フィナーレへと突き進みます。
最後に訪れた虚無の世界、
ただただ桜の花びらが舞い散るシーンでは胸にグッと迫るものがありました。

シネマ歌舞伎ならではの醍醐味で、役者さんの表情までよくわかり、
その世界観にどっぷりと浸かることができた2時間強でした。

【ほし太の日向ぼっこ】

アシュのこと

インフルエンザで寝込んでいた間。
アシュはずっとそばに寄り添ってくれていました。
と言っても足元の布団の上で寝ていたり、
同じ部屋にいてくれただけなんだけど、
それがけっこう心強くて、気分もまぎれてよかったです。

時にはお気に入りの毛布でちゅうちゅうしてみたり…。

大きくなってからはあまり使っていなかった、
猫タワーの一番上のハンモックに入ってみたり、
いつも私の目の届くところにいてくれました。

それなのに、ちょっと起きられるようになった時、
宅配の業者さんが来て急いで出て行ったらその隙に脱走されてしまいました。
前にも二度ほどあるけどそうなるとなかなか捕まえることができません。

まだ体はふらふらなのでずっと外にもいられません。
困った挙句に考えたのが「アシュ捕獲作戦!」
そのうち絶対に裏の入り口の方までくるだろうから、
お気に入りの猫トンネルを裏の入り口に向けて置いておいたら、
思った通り、しばらくして家の中に自分で帰って来ました。

急いで裏の戸を閉めて捕獲成功!
いつもと違う場所のトンネルが面白かったのか、
そのあともトンネル遊びをしたがっていたのがなんとも言えず可愛いかったです。
親バカですが。

【猫とお昼寝】

静岡芸術劇場開館20周年 記念式典

静岡芸術劇場 開館20周年 記念式典と、
SPAC芸術総監督 宮城 聡氏のフランス芸術文化勲章シェヴァリエ叙勲式が、
18日静岡芸術劇場で行われました。

SPACの会会員の我が家にも、この式典参加のご招待状を送っていただき、
フランス勲章の叙勲式なんてそうそう見られないことだと思い、
楽しみに参加させていただきました。

最初に、ウェルカムパフォーマンスがあり、
SPACの俳優さんたちによるマハーバーラタのフィナーレ、
祝祭の場面が披露されました。
とてもSPACらしい素敵なオープニングです。

続いて主催者である、SPAC理事長 鈴木壽美子氏の挨拶。
静岡県知事 川勝平太氏の祝辞があり、お二方のお話もとてもよかったのですが、
SPACの会・賛助会員を代表して、瀧容子氏と、
ボランティアスタッフである、SPACシアタークルーの松本孝則氏の祝辞が
ご自身のSPACとの出会いや演劇体験を交え、
私自身もとても共感できる内容でした。

式典の最後は宮城氏ご自身曰く、
SPACの活動のプレゼンテーショーンがありました。

20年間の活動の歴史と、古典を定期的に上演していることの紹介。
中高生鑑賞事業「げきとも」についての思いは、
まさに社会性涵養プログラムだなぁと感じました。

そしてさらにSPACが目指すところは、演劇界のウィーンフィルだということ。
ここ静岡の地で育った演劇人が世界中で活躍し、
世界中から、SPACの演劇を鑑賞しにここ静岡にやってくる、
という宮城さんの思いを聞けたことは最大の喜びでした。

最後にフランス国営放送が制作した、
アビニョン演劇祭のオープニングを飾った、
SPACの演劇「アンチゴネ」の製作過程を追った8分間のドキュメントを鑑賞し式典が終了しました。

続いて、中日フランス大使ローラン・ピック氏から勲章の授与式がありました。
授与に先立ち宮城さんが行ってきた活動と数々の功績を大使自らが紹介され、
本場の流暢なフランス語に、いつしか睡魔が訪れたりもしましたが、
勲章は青く輝きとても素敵でした。

宮城さんは謙遜されて「演出家は一人では何もできない」と仰います。
俳優、スタッフ、裏方、そして観客にも助けられると聞き、
私自身、これからもよき観客として
SPACを支えていけるんだなぁという幸せを感じた1時間半でした。

【ほし太の日向ぼっこ】