星を編む 凪良ゆう著 講談社

「汝、星のごとく」の続編。
「春に翔ぶ」「星を編む」「波を渡る」の3編。
「春に翔ぶ」は北原先生の過去。
最初は気づかず最後まで読んでからもう一度読み返し、
そうだったのかぁと納得。
「星を編む」は、櫂を支えた編集者の植木さんと二階堂さんのその後。
櫂を守れなかったことから強くなろうとして立場をつかみ、
作家を守れる編集者となった二人の奮闘。
編集者は星にはなれないけれど、
星を支える大事な役割の人達だとあらためて実感しました。
「波を渡る」は、櫂が亡くなった後の北原先生と暁海の物語。
どの物語も「汝、星のごとく」の世界をさらに深く広げていて、
登場人物の心情にもっと寄り添うことができました。
けれど相手を思いやりすぎて逆に伝わらなくなることもあるんだね。
最後は皆それぞれの幸せをつかむことが出来て嬉しいです。
しばらく余韻にひたります。
























