映画『6才のボクが大人になるまで。』監督:リチャード・リンクレーター

タイトル通り、6才の少年が18才で高校を卒業するまでの12年間を、
主要キャスト4人が実際に12年かけて演じています。
3時間弱の映画でしたが不思議と長くは感じませんでした。
実際の12年間をこの時間に凝縮して見せてくれたからでしょうか。
ドキュメンタリーでない限り映画というのは虚構だと思っています。
それがどこかで偽物と感じてしまうとのめりこめずに終わります。
この映画も、実際の親子ではないので虚構なはずなのに、
本当の親子、兄弟に思えました。
派手な事件もファンタジーもありません。
子どもにとっては理不尽な親の身勝手もあります。
子どもは親を選べません。
どんな親の元でも子供は成長するし、また親も成長します。
日本とアメリカという、文化や習慣の違いもありますが、
その時その時を、ただ懸命に生きること。
それしかないのだと強烈に感じました。
いい映画でした。





















