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ほし太の日向ぼっこ

紫露草

今年も紫露草が咲きました。
我が家の東側に、もう十年ほど前に植えたものです。
東向きの場所なので、日当たりがさほどいいわけでもなく、
土地が肥えているようにも思えません。

友人の長野県飯田市にある山荘へ遊びに連れて行ってもらったとき、
そこにはえていた紫露草をいただいて帰りました。
それから毎年この時季になると、何の世話も手入れもしていないのに、
ちゃんときれいな花を咲かせてくれます。

ちょうどこのお花に合った場所だったのでしょうか。

紫露草には、ピンク色の花や青い花の品種もあるそうですが、
我が家の花は、鮮やかな紫色です。

知らぬまに咲いて、私はもちろん、お散歩で通る人たちも楽しませてくれる、
けなげなお花です。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時:2019年05月05日 18:09

ふじのくに⇔せかい演劇祭 2019 『マイ・レフト/ライト・フット』

演劇祭も終盤となってきました。
今回は、スコットランド発のミュージカル「マイ・レフト/ライト・フット」を見ました。

この作品は、片足だけで表現する脳性マヒの画家の半生を描いた映画、
「マイ・レフト・フット」を下敷きとして、アマチュア劇団を舞台に、
歌あり、恋あり、ドタバタありのとてもパワフルなミュージカルでした。

演出は、自身も脳性マヒだというソフトリー・ゲイル氏によるもので、
随所にブラック・ユーモアを交え、真のインクルーシビティ(包括性)を問いかけます。

そして音楽の素晴らしさにまずは驚きでした。
音楽監督のアレックスが舞台上でピアノを弾き、ストーリーにも参加します。
俳優さんたちの歌声はパワフルで、とても素敵な曲の数々を堪能しました。
また手話通訳の方も劇団員として参加し、
全てのセリフをまるでダンスを踊るように手話で表現されていました。

テーマ自体はとても重いものなのに、
見ていてとても気持ちがよく幸せな気分にさせてくれました。
こういう世界の一流のパフォーマンスを見られることが演劇祭の醍醐味です。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時:2019年05月04日 18:34

えんどう豆

ここ数年、義兄の茶畑でのお茶摘みでご一緒する義兄のお友達のIさんから、
我が家で持参する「菊姫のお礼」として、えんどう豆が送られてきます。

父が存命のときは、父自身が大好物だったため、
毎年たくさんのえんどう豆を栽培していました。
だからいつもとれたてのえんどう豆のご飯を食べることができましたが、
今ではそれも叶わなくなりました。

だからIさんからのえんどう豆は本当に嬉しいです。
さっそく届いたその日にえんどう豆のご飯を炊きました。

父が愛用していた2合用の土鍋で炊きました。
最初のひとすくいは仏壇に上げて、
その後はちょうど帰省していた娘と私たち夫婦の三人で美味しく頂きました。

お茶摘みは、ゴールデンウィーク中はまだ成長が遅く、
12日にやることになっています。
Iさんにも12日に会ったら、今日のお礼をしっかりと伝え、
美味しい菊姫をたっぷり飲んでもらいましょう。
こういうつながりができるのも、
菊姫のお酒が美味しいからだと思い、菊姫にも感謝です。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時:2019年05月03日 18:21

ふじのくに⇔せかい演劇祭 2019 『メディアともう一人のわたし』

演劇祭三日目は韓国からの参加劇団、ソウル・ファクトリーによる
『メディアともう一人のわたし』を観劇しました。
SPACの劇場の中でもかなり好きな、舞台芸術公演にある『楕円堂』での上演でした。

ギリシャ悲劇の一つ「王女メディア」を、
武術の所作を取り入れた俳優さんたちのダイナミックな動きと、
韓国の伝統芸能パンソリの歌や太鼓にのせて、情感たっぷりに見せてくれました。

最初は子供時代、無邪気に遊ぶ姿があり、
愛する人と結ばれる幸せから、
嫉妬に狂い、激情のままに行動するメディアの姿を、
二人の俳優さんによって演じることで揺れ動く感情を表現していました。

裏切った夫に復習するために子供を殺す、
という手段を選んだメディアの心は、私には到底理解できませんでしたが、
最後に二人の子供を天国へと送る場面で舞台の後ろの扉が開かれ、
楕円堂の外の美しい光と緑の中へと旅立つ演出がとても美しかったです。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時:2019年05月02日 17:43

ふじのくに⇔せかい演劇祭 2019 『コンゴ裁判』

演劇祭の演目に映画があるのは珍しいと思ったらこの作品も立派な演劇作品でした。
プレトークでSPAC文芸部の横山さんが、
アヴィニョン演劇祭にSPACが招聘された時、
現地の小さな映画館で見たこの映像作品に一番衝撃を受け、
今回の招聘につながったとお話されました。

2013年の演劇祭でみた『ヘイト・ラジオ』のミロ・ラウ氏による演出。
ヘイト・ラジオは、ルワンダでの虐殺をラジオで扇動する様子を再現し、
とても衝撃を受けたことを今でも覚えています。

コンゴでは、レアメタルが豊富に産出される地区を巡り、
虐殺や民族間の紛争が現在でも続いており
ほとんどが真相を究明されることも、加害者が裁かれることもないのだそう。
そして報道もされないため、私自身も全く知りませんでした。

このレアメタルは、スマートフォンやゲーム機などに使用されるため、
世界経済が複雑に絡み、日本もその例外ではありません。

地元にお金が落ちず、大企業が搾取していく様子、
起きたばかりの虐殺の場面が映し出され、ミロ・ラウ氏は現地で模擬法廷を開きます。
被害者だけでなく、政治家や、加害者側の弁護士、法曹関係者、人権団体、市民に、
「演劇作品に参加してほしい」と呼びかけます。
集まった顔ぶれを見て、よくぞここまで集められたものだと驚きました。

そして順番に告白と証言を行い最後には判決が下されます。
法的な拘束力はないけれど、これが大きなうねりとなり、
実際に法廷を設置する動きが生まれていることが最後に語られ、
演劇に、このような大きな力と可能性があることがわかり、
ただただ感動と衝撃を受けました。

こういう素晴らしい映像作品は、ぜひ日本中で上演してほしいと切に願います。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時:2019年05月01日 17:52

ルクレツィア・ボルジア ヴィクトル・ユゴー 著

SPACの新作が、このルクレツィア・ボルジアを原作とした、
マダム・ボルジアということで、
旦那様が本を図書館で借りてきました。

この戯曲は80ページ足らずで短い上、
昨年読んだ「繻子の靴」よりも読みやすく面白かったです。
訳が杉山正樹さんという方で、とても親切な注釈でした。

どんなに残酷な悪女であっても、実の息子への愛情は別モノ。
その点は共感できましたが、
その息子への愛情のひとかけらでも他人に向けられたなら、
彼女はこんなにも悲劇的な人生を送らずにすんだのではないかしら。

演出の宮城さんは、
この中世ヨーロッパの話を日本の戦国時代に移して演出されるのだそう。
同時代のイタリアと日本。
その中で実際に生きていたルクレツィアを、どんな女性に描くのか、
今から観劇がとても楽しみです。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時:2019年04月30日 14:51

ふじのくに⇔せかい演劇祭 2019 『Scala-夢幻階段』

二日目は、フランスからのアート・オブ・サーカース「Scala-夢幻階段」
を鑑賞しました。

何年か前、東京にシルク・ドゥ・ソレイユを見に行きました。
今までのサーカスのイメージと全く違った、
衣装、音楽、演出に驚きましたが、
前評判がとても高く、友人と楽しみに行った割に、
私も友人もそれほど感激しなかった思い出があります。

今回もジャンルは新しいサーカスとも言えるものだそうで、
楽しみなのとともに、また期待はずれだったらどうしよう、
という気持ちもありました。
でもすぐにそんな気持ちは吹き飛び、
驚きとワクワクの摩訶不思議な世界へと誘われました。

舞台の中心には、大きな階段があり、両サイドにはドア、
タンスやいすとテーブル、ベッドもあり室内のようです。

同じ洋服を着た男性が次々現れては、
階段わきに身を投げたと思うと同時にまた舞台上に何事もなく戻って来る。
逆回転の映像を見ているようです。
トランポリンがある、と頭ではわかっていても不思議な感覚になります。
座っていた椅子とテーブルが突然崩れ落ち、椅子から転げ落ちる女性。
一瞬の後に椅子もテーブルも元どおりになり逆再生のように椅子に戻る女性。

階段から次々とスローモーションで落ちてくる男性と女性。
全て目の前で繰り広げられていることなのに、
まるで映像を見ているような感覚になる。

パリのスカラ座のこけらおとし公演として制作されたこの演目は、
驚異的な身体能力を持つアーティストたちによって演じられる、
まさに新時代のサーカスのようで、ダンスのようで、演劇のような、
まるで、エッシャーのだまし絵の世界に迷い込んだような不思議さと、
とても質の高い60分間の体験でした。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時:2019年04月29日 14:22

ふじのくに⇔せかい演劇祭 2019 『ふたりの女』

毎年楽しみにしている、ふじのくに⇔せかい演劇祭 2019が
4月27日から始まりました。

10連休の初日ですが静岡ではあいにくの雨。
午後には雷も鳴り、18時からの野外劇場はどうなってしまうのか心配でしたが、
夕方には雨が上がり青空が広がりました。
日本平にある舞台芸術公演に着いた時には富士山までくっきりと見え、
まるで演劇祭の開幕を祝福しているようでした。

野外劇場「有度」は、
背景が日本平の山の自然がそのままで、
生い茂る木々が様々な表情を見せます。
席に着いた時にはまだ明るく、
これからだんだんと灯が暮れて、やがて夜となり、
背景も漆黒の闇へと変化していきます。

最初の観劇に選んだのは、唐十郎作、宮城聡さん演出のアングラ劇、
「平成版 ふたりの女」です。
この物語は、
“『源氏物語』の光源氏と妻・葵上、生霊となった六条御息所の三角関係に、
狂気と正気の境界を描くチェーホフの『六号室』を巧みに織り込んだ傑作”
ということです。

舞台は伊豆の精神病院。
セットは、砂で桝目状に区切られた空間。
後ろのドアには影絵のように登場人物たちが映し出され、
一気にアングラ劇場の世界に引き込まれました。
とにかくセリフ回しが早くて複雑難解だし、
それに役者さんたちの動きが加わりとても難しいお芝居でした。

そして日本平のこの時季の夜間はかなり冷え込むことは覚悟していましたが、
今まで以上の寒さに凍えながらの鑑賞でした。
役者さんたちの熱演と対比するような寒さが、
よけいにこの世界観と重なり、100分間の異世界を堪能しました。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時:2019年04月28日 13:24

モンパルナスの灯 監督:ジャック・ベッケル

以前、静岡市美術館主催の『印象派とエコール・ド・パリ』展の関連企画で、
この「モンパルナの灯」の上映会がありました。
貧困と病の中、失意のまま36歳の若さでこの世を去った画家モジリアーニの伝記的映画です。
鑑賞後に本展でモジリアーニの絵をみるのはとても切なかったのを覚えています。

今回旦那様がDVDをレンタルしてきたのでもう一度鑑賞。
モジリアーニ役は、大好きなジェラール・フィリップなので、
何度見ても眼福です。

劇中、モジリアーニが友人の仲介でアメリカのお金持ちに絵を売りに行く場面で、
モジリアーニがゴッホの言葉を借りて、
「絵は苦悩の中から生まれる」と話したのが今回とても印象的でした。

愛するジャンヌを得て、
「妻を幸せにしたい。幸せにしなければならない」と思っていたのは本当だろうけど、
芸術のために魂を売ることはできず、最後は非業の死を迎える。
その生き方も含めてモジリアーニの作品は、
今でも世界中の人々を魅了しているのかもしれないと感じました。

モジリアーニの死を確かめてから自宅に絵を買いに行く画商は、
絵を金儲けの道具としか思っていないし、
そうとは知らずに、「お金より励ましが必要なんです」と、
喜ぶジャンヌの無垢な笑顔には、本当に心が痛みました。
ジャンヌ役の、アヌーク・エーメの美しさにもとても感動しましたが、
実際のジャンヌもかなり美しい人だったようです。
モジリアーニの死の二日後に、
自ら死を選んだジャンヌは9ヶ月の身重だったそうで、
瞳に何も映さないモジリアーニの絵の中の人物は、
そんな二人をずっと悼んでいるようにも感じます。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時:2019年04月27日 16:34

お雑煮

昨日までの気温とうってかわって今朝は少し肌寒くなりました。
冬に買ったお餅がまだ残っていたので、
これが最後のチャンスと思い、お昼ご飯にお雑煮を作りました。

お雑煮と言っても家にある根菜を色々入れて、
どちらかと言うとけんちん汁風の汁にお餅を焼いて入れた感じです。

出汁は鰹で濃い目にとって、
大根、白菜、里芋、人参、ごぼう、ほうれん草、を入れました。
もうすぐ5月だというのに、この時季のお雑煮も意外と美味しかったです。

【ほし太の日向ぼっこ】

日時:2019年04月26日 18:44