シネマ歌舞伎「研辰の討たれ」

金曜日から始まった今年のシネマ歌舞伎。
第一回目の演目は、十八代目中村勘三郎さん主演「研辰の討たれ」。
野田秀樹さんが脚本・演出を手掛けたとっても楽しい作品でした。
主演の勘三郎さんもですが、三津五郎さん、彌十郎さん、幸四郎さん、
獅童さん、勘九郎さん、七之助さんなど豪華メンバーが出演していました。
平成17年5月に十八代目襲名披露狂言として上演されたものです。
赤穂浪士討ち入りのニュースで日本中がわき、
近江の国粟津藩の剣術道場でもその話題で持ちきりの中、
町人から武士となった元研ぎ屋の守山辰治だけは、
仇討ちなんて馬鹿らしいと言い藩士たちの反感をかいます。
家老の市郎右衛門に叱られ剣術でもさんざんな目にあわされた辰治は、
仕返しに元職人仲間にからくり仕掛けを依頼して、
市郎右衛門の髷を切り落とそうと画策しますが
なんと心不全で死んでしまいます。
家老の息子の九市郎と才次郎に仇として追われる身となった辰治ですが…。
時事ネタやお笑いネタなどが随所にちりばめられ、
コメディチックで大きな声で笑ってしまうほど楽しい作品でした。
調子のいい辰治を勘三郎さんが可愛らしく、
また、渾身の力を込めて演じられていて、
最後はちょっぴり悲哀も感じられる作品でした。






























