
駿府古典落語を楽しむ会主宰の「柳家花緑独演会」に行って来ました。
毎年1回この時期に開催され今年で18回目なのだそう。
定員150名、補助椅子も使って満席でした。
花緑師匠の人気の程がわかります。
まずは、花緑師匠三番目の弟子 柳家緑君(ろっくん)から。
今は二つ目ですが数年後は真打となるそうで、
表情豊かに「祇園祭」という噺を聞かせてくれました。
京都人の京都自慢を散々聞かされた江戸っ子、
「武蔵の国の江戸」ではなく「むさい国のヘド」と言われついに切れた。
最後は祇園祭と三社祭りのお囃子合戦となり…。
二人の対比がとても楽しい初めて聞く噺でした。
俳優の東出昌大に似たイケメン落語家さん、
これからも楽しみです。
続いて花緑師匠の登場。
会場からは「待ってました!」の掛け声も出て盛り上がります。
相変わらずのまくらから大爆笑で、
渋谷落語に出演した際の注意事項の読み間違いの話は、
時事ネタがらみでで上手いなあと感心しました。
それに引っ掛けての「粗忽の使者」
粗忽者の話の面白さは、こんな人は絶対いないだろうとわかっているけど、
でもどこかにいるかも、と思えちゃうところでしょうか。
仲入り後は、花緑師匠の「子別れ」
酒に溺れて女房子供と離縁してしまった大工の熊五郎。
その後改心して酒も断ち頭領として立派になるが、
思い出すのは別れた息子の亀のこと、
ある日道でばったりその亀に出会って…。
前半の酒に溺れた熊五郎の姿、
すっかり改心した熊五郎の子を思う親の気持ち、
別れたカミさんと再会する場面のお互いの気持ち、
その時その時の心情を巧みに演じ分ける話力は流石です。
2時間の独演会があっという間でした。
久しぶりに大声で笑えて気分もスッキリしました。
【ほし太の日向ぼっこ】