
友人の娘さんが旦那様と開いた、
山に囲まれた古民家(築150年)のギャラリーに行ってきました。
開いているのは、3月、6月、9月の第一金曜日から10日間。
個性的な作家さんと、百瀬聡文さんの挽物を紹介しています。
今月は、陶芸作家の前田直紀さんでした。
作品は、光に透ける和紙のような白やピンクのお皿。
まるでシンプルな生クリームのケーキのようにも見えるデザインの素敵な器たち。
洋風な雰囲気なので、一見干し芋には合わなそうだけど、
手触りがとってもやさしくて、軽やかな気持ちのいい器なので、
干し芋をのせたら面白そう!と思い一枚購入させていただきました。
達磨庵の歳時記、3月の写真に登場するかもね!

そして、作家さんが素焼きで焼いたコップに、
自分で釉薬をかけて簡易の釜で15分ほど焼いて仕上げてお持ち帰り、
という焼き物パーティーも楽しみでした。
ガラス質の釉薬を、内側には全部、外側は好きなようにかけます。
どんな模様になるかはお楽しみです。

イケアのゴミ箱を前田さんがご自分で釜にリメイクされたそうです。
これなら世界中、たいていのところで手に入れてワークショップができると仰っていました。
下から薪をどんどん燃やします。
中は1000度くらいまで上昇するそうです。

ガラス質の釉薬がちゃんと溶けたら取り出します。

釉薬がかかっていない素焼きの部分を黒くしたい場合は、
木くずを燃やした中に埋めます。
私の場合はヒビまでしっかり黒くしたいと言ったので、
しっかり埋めてバーナーで火もつけました。

完成したコップ。
格好よくできました。

一緒に焼いた友人は、黒くしないで白がいいと言って、
木くずに埋めないでそのまま冷ましました。
私のとは逆に白くなって、まるで夫婦茶碗みたいです。
私たちが訪れた時は誰もいなかったのに、
そのあとどんどんお客さんが見えて、
帰る頃には順番待ちの列ができて前田さんも百瀬さんも大忙しになっていました。
この焼き物パーティはなんと無料!!
こんなに楽しくて、素敵な作品ができあがるんだから、
3000円くらい会費をとっても良かったのでは?
楽しい体験をありがとうございました。
【ほし太の日向ぼっこ】