手すき葉書
四季の暮らしを楽しむ講座第三回目は、
「紙すき」でした。
前から一度やってみたかった、牛乳パックを材料にした紙すき。
和紙の原料には、楮(こうぞ)・三椏(みつまた)・雁皮(がんぴ)とあり、
特にみつまたは静岡県の富士宮市で約200年ほどまえから栽培され、
静岡では、特産のお茶の葉を入れる袋として
紙すきが盛んに行なわれていたそう。
そんな紙のお話を聞いた後、いよいよ紙すき体験です。
前回の講座のときに集めておいた牛乳パックを、
先生が前もって煮ておいてくださり、
一人一枚、両面のビニールを剥がし3センチほどにちぎります。
これを水と一緒にミキサーにかけてドロドロにしたものを
約3等分にして軽く絞り、タッパーに入れておきます。
たらいにこの1つと半分くらいを入れて溶かし、
木枠に網をしいた紙すきの道具ですくいます。
一回、二回、三回とすくうと、
波打ってしまったり、むらになったりしてうまくいきません。
何回か練習して、
やっと気に入った状態に…。
押し花にしておいた葉っぱや花びらを間にはさんで、
手すき葉書の完成です。
初めて作った手すき葉書だから、
いつも素敵な暑中見舞いの葉書を下さるY さんに
今年はこの葉書で暑中見舞いを出そうかな!