ほし太の日向ぼっこ
映画『蔵』 監督:降旗康男

古い映画が好きな主人が、比較的新しい作品をレンタルしてきたので
何かとおもったらこの『蔵』という1995年の作品。
もう18年前なるんだ~試写会で見ました。
原作者の宮尾登美子さんの作品が好きだったので、
当時すごく感動したように記憶していますが、
細かいところは忘れてしまったので懐かしくて一緒に見ました。
主演の浅野ゆう子さんが美しくて品があり、
映画デビュー作の一色紗英さんも、芯が強い盲目の女性を体当たりの演技。
また松方弘樹氏が共演のほか、自らエグゼクティブ・プロデューサーもつとめていて、
大正から昭和の時代の酒蔵の当主がよく似合っていました。
他にも加藤治子さん、朝丘雪路さんや黒木瞳さん、西島秀俊さんなど豪華出演陣でした。
舞台は大正から昭和にかけての新潟県亀田町。
雪の中の酒蔵、そして酒造りのシーンの映像が美してとても印象的でした。
そしてセリフももちろんその地方の方言です。
NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』もそうですが、
方言は気持ちがより伝わるような気がして、いいなぁと近頃つくづく思います。
23時くらいから見始めたので結局見終わったのが1時半近くなり、
借りてきた本人は早々に寝てました(今夜もう一度みることになるでしょう)
昔見た映画をもう一度見るのもたまにはいいですね。
【ほし太の日向ぼっこ】
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

村上作品ということで、かなり覚悟して読み始めたのですが、
この物語はわかりやすかったです。
そして寝る時間を削っても一気に読み終わりたくなる本でした。
でも、いくつかのエピソードは完結しないまま物語が終了してしまうため、
いささか消化不良なところはあります。
それは作者の意図で、読み手に解釈を委ねているのでしょう。
読み終えた後ほかの方の感想ブログを読ませていただきましたが、
みなさんそこまで深く追求して読んでいるのかと舌を巻いてしまいました。
村上作品に対する思い入れの強さを感じました。
私はそれほど沢山村上作品を読んでいるわけではないので、
自分自身の様々な記憶や感情が想起させられました。
どんな人にも、その人の色彩があります。
それは生まれもった色に、成長しながら色を重ね完成していくものだと思います。
『まるで航行している船のデッキから夜の海に、突然一人で放り出されたような…』
そんな絶望的な状況でも、なんとかもがきながらも泳いでいくしかないし、
人は立ち上がり、生きていく強さがあると信じたいです。
【ほし太の日向ぼっこ】
アップルパイ。

お土産に戴いてすごーく嬉しくて、食べる前に一枚パチリ!
八ヶ岳山麓にあるパイの店『M-1』のアップルパイは、
程よい甘さのリンゴがたっぷり詰まったパイです。
一年中販売されていますが、
やっぱり秋になると食べたくなります。

18センチサイズと、26センチのサイズがあるようですが、
私も買うのはこの18センチのサイズのもの。
3センチくらいの厚めに切れば6等分できます。
まずはお行儀悪く、切った端をそのままパクッとたべましたが、
もう一切れは、美味しい紅茶を入れて一緒に食べたいな~。
【ほし太の日向ぼっこ】
Berry DECOのクッキー。

娘が、今月男の子を出産した従妹のために買ってきた、
アイシングで可愛くデコラティブしたクッキーです。
あまりにも可愛いので、
渡す前に一枚写真を写させてもらいました。
渋谷ヒカリエで買ったそうですが、あとはみなとみらいにもお店があります。
オリジナルのオーダーもできるらしく、
記念日やウエディングなどの需要が多いみたい。
娘はこのプレゼントのほかにも、
記念日のケーキにデコレーションするために、
数字のクッキーを買って可愛くデコっていました。
一枚一枚手作りで手がかかっていますから、
けっこう高いものだけど、あげるのも貰うのも嬉しいですね。
【ほし太の日向ぼっこ】
ゴーヤの炒飯

昨日ご馳走になった“ゴーヤのパスタ”に触発され、
「私も作ろう!」と思ったけどたらこがないので諦めて炒飯に変更。
ゴーヤは塩もみしてから、ニンニクのみじん切りと一緒に炒めて、
卵1個と炊いた玄米を炒めました。
ブラックペッパーと塩を振り、
最後香りづけに、醤油を数滴たらして焦がし醤油の炒飯の出来上がり!
美味しくできました。また一つゴーヤ料理のメニューができて嬉しいにゃ~♪
【ほし太の日向ぼっこ】
御呼ばれご飯

13年間一緒の職場で働いた年上の友人から時々ご飯に誘われます。
彼女は料理上手なので毎回手料理が楽しみです。
昨日は、パスタとサラダでした。
サラダは、レタスとトマト(ちゃんと皮は湯むきしてあります)カニカマに、チーズとゆで卵と梨。
胡麻ドレッシングで戴きました。

メインは、初めて食べる“ゴーヤとたらこのパスタ”でした!
「テレビでたまたま見て美味しそうだったから作ってみたの」と言ってました。
美味しい生食用のたらこもちょうど頂いたそうで、
オリーブオイルで炒めたニンニクとたらこがとってもパスタにあって美味しかったにゃ~♪
パプリカも彩と味のアクセントになっていて、これお店で出してもいいと思う!

ドリンクは“ゴーヤのスムージー”
なぜこんなにゴーヤなのかというと、グリーンカーテンでできた自家製ゴーヤだから。
ゴーヤーとバナナ、豆乳と蜂蜜と氷をいれてミキサーで粉砕。
ゴーヤの苦味はマイルドになってとっても飲みやすい美味しい飲み物になりました。
まるでカフェのご飯のようで、楽しくて美味しい大満足な御呼ばれでした。
【ほし太の日向ぼっこ】
ゴーヤのサラダ

今年はいろいろな方からゴーヤをたくさんいただきました。
特にスタッフの一人は家で豊作だったらしく、
段ボールの箱にいっぱい入れて持ってきてくれました。
あまりに沢山なので「近くのスーパーに卸したら?」と言うと、
もう交渉した後らしく「規格がきっちりしていないものは扱えないと言われた」という答え。
沢山頂いたので、いろいろな料理を試してみました。
まずは定番のゴーヤチャンプルーに、ゴーヤの佃煮、カレー、
ゴーヤの胡麻和え、ゴーヤのきんぴら風etc…。
どれも美味しいけど今年一番気に入ったのは、
ゴーヤを塩ゆでしてからツナとマヨネーズで和えるサラダ!
ツナをたっぷり使うのがコツ。
ご飯にもパンにも合います。

ゴーヤじゃないけど、姉からたくさん人参をもらったのでこちらはチヂミにしてみました。
一緒にニラを入れて溶いた地粉に混ぜてごま油を敷いて焼きます。
チリ酢の入ったおろしポン酢をかけて食べるとさっぱりとしてお弁当のおかずに好評でした。
お野菜がたくさんあると嬉しいです!
【ほし太の日向ぼっこ】
『子宮を温める健康法』WAVE出版 若杉友子著

今年の初めから話題になっていたこの本、
娘のためにもちょっと読んでみたいな~と思い、
読んでみてよかったら買おうかなと図書館にリクエスト申請したら、
なかなか届かず、半年くらい待ちました。
内容は、桜沢如一氏が提唱したマクロビオティックの考えをもとに、
若杉ばあちゃん独自の野草を取り入れた料理や実践方法の紹介。
食べてはいけない食材や取り入れた方がいい食材が表になっていて、
それはかなり厳しいものでした。
ばあちゃんに言わせると、大豆や豆乳もあまりとらないほうがいいそうで…。
中でも、玄米を圧力鍋で炊くのはよくないと書かれていて、
長年圧力鍋のお世話になっていた私は困ってしまいました。
でもこれからはなるべく土鍋と鉄のフライパンの調理を心がけようと思います。
しばらくマクロビから遠ざかっていたので、
たまにこういう本を読んで思い出すのも必要かな。
【ほし太の日向ぼっこ】
『永遠の0』 百田 尚樹 著

本好きのスタッフが貸してくれました。
映画化したという話を聞いて読みたいな~と強く思っていたので、
偶然とはいえタイミングがあまりにもよくて嬉しかったです。
今年はジブリ映画の『風立ちぬ』も、
ゼロ戦の製作者の堀越二郎が主人公ということで、
太平洋戦争について知るいい機会と思い読み始めました。
この本は小説なので、現在と過去のシーンが交互に出てきます。
戦争について何も知らない姉と弟の目線で書かれているので、
難しい内容もわかりやすく描かれています。
とはいえ、当時のことはかなり史実に忠実に書かれていると感じました。
司法試験に落ちてばかりでほぼニートのような生活をしていた26歳の弟と、
出版業界に勤める30歳の姉の二人が、
実の祖父が太平洋戦争で戦死した人だということを知り、
その宮部久蔵という祖父のことを覚えているという元戦友たちを訪ねて、
証言を聞いていくというかたちで物語が進んでいきます。
数々の歴史上の戦いについて、その当事者たちが体験したという生々しい内容が語られ、
宮部久蔵氏についても、ある人は『臆病ものだった』と言い、
ある人は『ゼロ戦の操縦技術は最高だった』
『命の恩人でした』、『一生憎んでいる…』などなど、
様々な証言を聞くうちに、次第に宮部久蔵という、人物像が明確になっていきます。
宮部久蔵という人は、当時の軍人が皆お国の為には死をも厭わないという状況の中、
堂々と「死にたくたない。妻のために生きて帰りたい」と公言できる人でした。
妻を愛しているとは決して言えないまでも、それは愛していると同義語でした。
それなのに、なぜ終戦直前に志願して特攻に加わったのか…。
それはぜひ読んで結末を知ってほしいと思います。
驚いたのは、ゼロ戦はとても性能が優れた飛行機であったけれども守りは皆無だったこと。
少しでも軽くするため薄く作られた機体に比べ、
アメリカ軍の操縦席の後ろには兵士を守る分厚い鉄板が入っていたのだそう。
日本軍のエリート上層部にとって、
大事にすべきは飛行機や戦艦であり、
兵士はいつでも替えのきく消耗品という考え方があったというのです。
そして、戦争末期には桜花や回天のような非人間的な兵器までをも生み出されました。
実際に体験したわけではないけれど、
このような本を読むことでこの戦争の真実の一端を知ることができるのは
とても意味のあることだし、私たちはもっと知るべきだと思います。

父親は15歳の時に志願して予科練の飛行兵になりました。
終戦があと1か月遅ければ特攻に出て命はなかっただろうと聞いていたので、
この本を読み終わってから父親に
「なぜ自分から志願したの?おじいちゃんやおばあちゃんは反対しなかったの?」と…
聞くと父は、
「本当は農学校へ行って教師になるつもりでいたが、
担任に強く勧められてその気になった。親は反対しなかった」
と言い、そして探し出して見せてくれたのが、海軍の飛行兵の制服と紋章でした。
裏側には、
横志飛(横須賀海軍・志願兵・飛行部隊)のあとに兵役番号が書いてあります。
守るべき教え子を、平気で戦地へ送りだす教師が日本中にいたこと、
そんな時代が確実に70年ほど前にあったことを忘れてはいけないと思いました。

【ほし太の日向ぼっこ】
手作り味噌

2月に仕込んだ自家製みそ。
本当は一か月半から二か月で一度切り返しをするんだった!!
すっかり忘れてしまいました。
去年仕込んだみそは早々終わってしまったので、
遅ればせながら切り替えしのついでに少し出してみました。
恐る恐る蓋を開けると、もうすっかり味噌に熟成していました。
でも大豆と麹の粒々が目立ちます。

一番初めに、冬瓜と茗荷のお味噌汁を作りました。
まだ若い感じはしますが、とっても美味しいです♪
手前味噌ですが…
【ほし太の日向ぼっこ】