吉田博 展 静岡市美術館

静岡市美術館で開催中の『没後70年 吉田 博』展に行ってきました。
故ダイアナ妃が執務室にも飾っていたという木版画の作品も展示されていました。
日本国内よりも世界で高い人気を誇っている画家なのだそう。
吉田博氏は、明治32(1899)年に日本で描きためた水彩画を携えて渡米。
自作を販売しながら渡航資金を作るという快挙をなしとげます。
大正後期からは、西洋画の写実的な描写と、
日本の伝統的な木版画の技法を統合すべく研究を重ねます。
日本の浮世絵は、絵師、彫師、摺師が分業で作品を作っていましたが、
その全てを自分の支配下で行い、
木版画の多色擦りで独自の世界を表現し世界を魅了しました。
通常の浮世絵が5~6版くらいで摺り上げるところを、
吉田博氏は10版以上色を重ね、
陽明門という作品は、
実に98版という多色摺で重厚な空気感までもが表現されていました。
展示されている作品のほとんどが自摺というのにも驚きました。
200点以上の作品やスケッチが展示されとても見応えがありました。




















