新着記事

カテゴリー

アーカイブ

ほしいも 色の変化

ほしいも統計

日本各地のほしいも

よくあるご質問

ほしいもブログ

ほしいも農家の皆さん





ほしいもブログ

人形浄瑠璃 文楽 2019年10月地方公演

毎年静岡のグランシップで文楽の上演があることは知っていました。
文楽は、歌舞伎とともにユネスコ無形文化遺産となっているので、
とても興味はあるものの中々時間をとって行くまでには至らなかったのですが、
今回直前割りで夜の部の2階席がなんと800円で鑑賞できると教えてもらい、
これは無理をしてでも行ってみようと思いました。

昼の部は13時30分開演16時15分終演予定となっていて、
演目は、静岡に縁のお話「生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし)」

夜の部は18時開演20時30分終演予定で、
演目が「ひらかな盛衰記」と「日高川入相花王(ひだかがわいりあいざくら)」でした。

まず開演前に大まかなストーリーの説明があり、
横に字幕も出るのでも、お話もとてもよくわかりました。

太夫という物語を語る方、三味線で伴奏をつける方、
そして人形遣いの方(一人で一体や、三人がかりで一体を操ります)が、
三位一体となり息を合わせて舞台を作り上げます。
語りは三味線の音色とともに感情を豊かに表現し、
人形はまるで生きているような繊細な動きをします。
とにかく引き込まれました。

「日高川」の方は先日のシネマ歌舞伎で玉三郎さんが演じているのを見たばかり。
人間の玉三郎さんの方が人形らしく、人形の方が人間臭くてなんだか不思議でした。

偶然お隣に座られた方が、初めて文楽を昼の部で観て、
とても良かったので夜の部も当日券てを買って来たのだとお話してくれました。
その気持ちとってもよくわかります。
私も昼の部から行きたかったと思いました。

その方がパンフレットを持っていたので私も欲しくなり、
15分休憩の合間に買ってきました。

演目についての解説だけでなく、
文楽の歴史、床本という台本まで掲載されていました。
読み応えがあり、さらに文楽に対する理解が深まりそうです。

「来年も絶対に行こう」と心に決めました。

【ほし太の日向ぼっこ】

へしこのお茶漬け

友人のGちゃんから福井のお土産で「鯖のへしこ」をいただきました。
へしことは、北陸地方の郷土食で魚を塩漬けにした後、
さらにぬか漬けにしたもの。

油ののった鯖のへしこはとっても美味しいです。

我が家ではへしこのお茶漬けが大好きなのでさっそくやりました。
へしこは薄く3枚切って糠を落とし、温かいご飯にのせます。
その上から濃い目に入れたお茶をかけて、ワサビと海苔を添えます。
古漬けの漬物があればさらにおいしいです。
夜はご飯を控えめにしたいところですが、
これだとついつい食べ過ぎてしまいます。

【きらくな寝床】

おまけ

月間ねこのきもちで、
ドライフードにウェットフードを混ぜて与えるミックスフーディングが、
猫の熱中症対策に有効だということで、
「夏バテ対策応援キャンペーン」をやっていました。
その定期購入でもらえる特典のおまけが今日届きました。

これはプチピラミッドという名前で、
「起きあがりこぼし」の中にフードを入れて、
遊びながらおやつが食べられるというもの。

これは猫のきもちまるわかり本

しぐさ編と鳴き声編とがあり、
おなじみの、がりがり、くねくね、くんくん、けりけり、
ごろごろ、すりすり、だらだら、ちょいちょい、などの動作をするときの気持ちを解説。
大体わかっていたことだけど、
あらためて読んでも可愛いです。
鳴き声もね。

さっそく試してみました。
一か所だけ穴が開いていて、
フードを入れるのも出すのもその穴からしかできません。
アシュも大変ですが、私も大変です。
最初は興味深々な感じでしたが、
うまく出せないのですぐに興味を失っていました。

アシュの場合は、お皿の前に座るだけで、
いつでもご飯やおやつがもらえると思っている節があります。

【猫とお昼寝】

久しぶりの登場

我が家の王子様、猫のアシュ君はもうすぐ3歳になります。
猫の年にしたら多分もう立派な大人のはず。

なのに、まだお父さん(人間)の腕や毛布でちゅうちゅうします。
その時はまるで赤ちゃんのようになってしまいます。

猫だから許されるけど、
人間だったらちょっと困った人になっちゃうかも。

この前娘が帰省したときに、
猫のおやつを食べているところの動画を撮影するとCM風になるという、
『ちゅーるメーカー』というアプリを使って作ってくれた動画が可愛かったので、
私もやってみたくなりアプリをダウンロードしました。

そのおかげで、毎日大好きなおやつが食べられて大満足なアシュでした。

【猫とお昼寝】

彼岸花

家の庭の片隅に今年もひっそりと彼岸花が咲きました。
毎年毎年、時期が来れば茎をのばして花を咲かせます。

どうしてここに咲くようになったのか、
今ではわかりませんが、
おそらく父が借りていた畑からここに移植したのでしょう。

主はいなくなっても花はいつまでも咲くんですね。
まるで飛梅のようです。

【ほし太の日向ぼっこ】

柳家小三治 柳家三三 親子会

9月26日、清水マリナートで「柳家小三治、柳家三三 親子会」がありました。
落語は、もっぱらCDやラジオで聴くばかりで、
なかなか生の落語を聴く機会がないので、とても楽しみでした。
中でも小三治師匠の落語は味があって大好きなので、
来静の折にはなるべく行くようにしています。
2年前の静岡グランシップでの一門会にも行きました。

いつも大ホールがほぼ埋まるので人気のほどが伺えます。

まずは前座 柳家小ごとさんの「たらちね」から。
まくらこそありませんでしたが、
流ちょうな江戸弁で噺がとても上手です。
奇しくも二年前は小三治師匠がかけたネタでした。

そしていよいよ小三治師匠の登場に、出てくるだけで風格を感じました。
今年で80歳になられるそうで、
まくらでは、噺の継ぎ目につまることもありましたが、
口を開くだけで何とも言えない笑いが生まれます。
清水に来たのは新婚以来というお話がとても面白かったです。
落語に入ると流石の大真打、
気の長い男とせっかりな男とのやりとり「長短」が、
顔芸も含めて目の前で独り芝居を見ているように情景が浮かびました。

仲入りをはさみ、登場した三三師匠のネタは「真田小僧」
さらに流ちょうな江戸弁で、
歯切れよくこまっしゃくれた小僧を演じ、これぞ江戸落語の世界です。

もう一度登場の小三治師匠は、
初恋の彼女の話から40分以上まくらがあり、
もう落語はやらないのかな?と思わせたところで、小言念仏。
目の動き、表情一つで周りの様子が伝わってきます。
特に赤ん坊がハイハイしてくる動きは目に見えるようでした。
落語の世界の住人は、
「こういう人っているよね」といつも思いますが、
なんだか自分の中にもこういうところってあるよねって思えてきて、
笑いの中にも深いなあと感じることが多いです。

【ほし太の日向ぼっこ】

不時着する流星たち 小川洋子 角川書店

もう2年ほど前に娘が持って来てくれた本です。
小川洋子さんは大好きなのですが、
ずっと枕元に積んだままでした。
さて読み始めると、
これがまた不思議とページめくるとすぐに眠気が襲ってきます。
(私が本を読むのがいつも寝る前なので)
読み始めてから読み終わるまでも時間がかかりました。

この本は、短編10話からなるもので、
それぞれ実在した人物たちにインスパイヤされて小川洋子さんが描く、
とても不思議な世界観の物語でした。

知っていた人も知らない人も、
物語の終わりにそのモチーフとなった人物紹介があります。
読み終わって初めて「ああこんな人物をモチーフにしたんだな」とわかり、
読み終えたばかりの物語がさらに深まります。

グレン・グールドがモチーフとなった「測量」というお話では、
祖父の耳の中に住みついた「口笛虫」が、
一流の音楽家にもオーケストラにも出せない豊かな音を、
脳みそいっぱいに響かせるのだとあり、そんな虫なら飼ってみたいものです。

中には可愛がっていた文鳥が次第に疎ましくなってしまうという、
少し残酷で後味が悪いお話もありましたが、
全体的には、落ち着いた静かなトーンの不思議な物語の世界は、
眠りに落ちる前に読むには最適だったと思います。

やっぱり小川洋子さんは好きです。

【ほし太の日向ぼっこ】

ピザの会

芝川にいる義兄から「ピザ用の石窯を作ったからピザの会をやりたい」
と前々から言われていて、
それがようやく実現しました。

ピザ生地とトマトソースは姪が手作りで用意してくれました。

義兄は「一度ジャガイモを焼いたことがある」と言っていましたが、
本格的に使うのは初めて。
一時間くらい前から薪を燃やして、
窯の中においてある温度計が200度になったところでピザを投入。
ドキドキです。

実は一枚目のピザは、窯の温度が足りなかったのか、
焼く時間が短かったのか、少し生焼けの状態でした。
でも枚数を重ねるたびに上手になり(姪は6枚作ってきてくれました)
最後の方は本格的なピザ屋さんにも負けないくらい上手に焼けました。
美味しかったです。

ピザの合間に、富士山の溶岩プレート(これも義兄の手作り)で、
バーベキューもやりました。
溶岩で焼くお肉も野菜もとっても美味しかったです。

最後はこれも姪が用意してきたロールパンを焼きました。
夏日となった暑さのせいか、発酵が進んでかなりふわふわでした。

焼きたてのパンも美味しかった~。
うまくできたので、またやろうと義兄が言ってました。

【ほし太の日向ぼっこ】

自然農の田んぼ 2019 共同作業草取り

9月28日、棚田周辺の草刈り共同作業がありました。
曇り空で比較的涼しい日でしたが、
草ぼうぼうの中に入ると蒸し暑く、
思った以上に汗びしょびしょになりました。

小学校2年生の男の子もお手伝い。
ヘビの抜け殻を見つけたので教えてあげると大喜びで、
「お財布の中に入れると金運アップだ!」というセリフには大笑いしました。
どこで覚えてくるんでしょうね。

草を刈っていると行き場を失って、
バッタやカマキリが飛び出てきます。
ここのカマキリはすごく元気で、
飛んでいるカマキリを初めて見ました。

周辺の草取りは午前中で終わり、
午後からは仕事なので帰る前に田んぼと畑を見て回りました。

ここは共同の田んぼです。
去年、突然変異でひときわ大きく育った稲を種もみにして、
田植えの時も大きい苗だけ選んで植えたのですが、育ちはバラバラです。

我が家の田んぼも草ぼうぼうですが、
時間がなくて草取りはできませんでした。
この前来た時には気づかなかったけれど、
ところどころ背の高い稲が混じっています。
禾(のぎ:稲の先の方)が長いので、
田植えの時、苗が足りなくなって仲間からもらった苗が、
古代米だったようです。

大豆畑の様子も見てきました。
鳥に食べられてしまったため去年よりも少ないけれど、
生き残った大豆にはしっかりと豆ができていました。

【きらくな寝床】

シネマ歌舞伎 幽玄

月に一度、歌舞伎が映画館で観られるシネマ歌舞伎。
今月は、坂東玉三郎と太鼓芸能集団 鼓童とのコラボ作品「幽玄」でした。

玉三郎さんは、2012年から16年にかけて鼓童の芸術監督を務めていたそうで、
今回は2017年9月に博多座で上演された映像に、特別映像を加えて上演されました。
能の代表的な演目を鼓童の演奏に合わせ、全部で三部構成となっています。

一部『羽衣』
漁師が三保の松原で美しい羽衣を見つけ持ち帰ろうとすると、
天女が現れ羽衣を返してほしいと頼みます。
返す代わりに舞を見せて欲しいといわれ…。

地元静岡の有名なお話なのでよく知っていますが、
それが能になるとこうなるのね。
玉三郎さんは人ならぬ物の雰囲気をまとい、
体重を感じさせない動きが素晴らしいと思いました。

和太鼓も、たたき方や太鼓の種類で繊細な演奏にもなることに感動。

二部『道成寺』
女人禁制の寺へやって来たのは一人の白拍子。
境内に入り烏帽子をつけて踊り始めますが、次第に形相が変わり、
最後は大蛇となって踊り狂います。
これもよく知ったお話でしたが、和太鼓との共演は初めてで面白かったです。

三部『石橋』
中国・清涼山の奥深く。
文殊菩薩の浄土へと続く石橋の上に現れた獅子の精。
これぞ豪快な獅子の舞に目を奪われます。

和太鼓の音色というのは、日本人の血に深くしみ込んでいるのでしょうか、
それほど聞いた機会があるわけではないのに、
とても郷愁を感じました。

歌舞伎や能といった日本古来の伝統芸能は、
現代では少しハードルの高いものとなってしまいましたが、
それが少しだけ身近に感じられる演目でした。

【ほし太の日向ぼっこ】