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100年後に残っていると思うお菓子 その2

先日かもかしさんに買いに行った、
『蓮根煉切と 果種実寄せ(はすねねりきり と かしゅじつよせ)』は、
4種類のうち2種類しか買えなかったので、
どうしても残りの2種類も食べてみたくて、また買いに行ってしまいました。
何せ16日までの販売なのでこの機会を逃すともう食べられないからねー。

で、今回購入したのは
くるみ+落花生 と みかん+柚子。

煉切は、一般的には白餡につなぎとして求肥や山芋を加えて煉り上げたもの
なんだそうですが、
かもかしさんは、山芋よりもクセがなく素材の味を際立たせるので、
オリジナルで蓮根を使っているそうです。

近くの麻機で蓮根栽培が盛んなことも理由でしょうか。

かもかしさんのブログには、
今回はわかりやすくベリーやナッツで統一しましたが、
様々な味がミックスできるので上生菓子の可能性が広がったと書かれていました。
100年後まで残っているお菓子というのは、
「味は試行錯誤して変え続けているだろうな」と、
今回の果種実寄せ にいきついたのだそう。

少し前に、お茶染めの鷲巣さんのメッセージにも、
「先人の知恵を利用していく者は、常に革新を続けていく使命がある。」
というニュアンスの言葉があったので、
志の高いクリエイターたちは同じような思考を持つのかなと感心しました。

くるみとナッツ、みかんと柚子も期待通りの美味しさで大満足しました。

これからも定期的にお店に行かなくっちゃ!

【ほし太の日向ぼっこ】

ピーマンの胡麻醤油和え

夜のうちに明日のお弁当の仕込みをしておかなくちゃならないけど、
何を作ろうか迷っていて目に付いたのが、
カレンダーに載っていたこのメニューでした。
ピーマンが安くたくさん手に入ったときに作ると、
紹介されていました。

材料はピーマン8個だったけど、
家にあったのはピーマン5個入り一袋でしたがこれだけでも充分でした。

まずピーマンを丸ごとオーブントースターで焼きます。
皮の表面が水ぶくれのようにプツプツして柔らかくなったら取り出し、
種を取り一口大に切ります(種が気にならなければそのままでもいいかも)

すり胡麻大さじ2、醤油大さじ1 、砂糖小さじ2で和えるだけ。
簡単ですがなかなか美味しかったです。

【ほし太の日向ぼっこ】

100年後に残っていると思うお菓子

先日SPACの芸術劇場出で出会った『かもかしさんの干菓子』が、
とっても可愛くて美味しかったので少しサイトを調べてみたら、
ブログに載っていたのがこのお菓子でした。

京都で開催された「いとおかし展」というイベントに出展された際のお題が、
「100年後に残っていると思うお菓子」ということで、
考えてつくられたのが、蓮根ねりきりの果種実寄せだったそう。

中にドライフルーツやナッツが入っています。
販売期間が今週だけだったので急いで買いに行って来ました。

4種類あったそうですが、2種類は売り切れていて買えたのは、
レーズン+グリーンレーズン、いちご+クランベリーでした。
見た目はまん丸のお菓子ですが、切ると中はとってもカラフル。

酸味や甘み、果実の風味が口の中に広がって、
とっても幸せな気分になりました。
旦那様と一緒に、お酒に合わせたり、味わっていただきました。

一緒にお店に並んでいた焼き最中も気になり購入。
あずき・抹茶・いちご・胡麻・枝豆の4種類。
見た目がとっても美しく目をひきました。
これは今夜のお楽しみです。

【ほし太の日向ぼっこ】

moyocami gallery

moyocami galleryから、
今月の展示会のお葉書きを戴いたので行って来ました。

今回のコラボ作家さんは、お茶染めの鷲巣恭一郎さん。
静岡の伝統工芸である『駿河和染』の技術を使い、
お茶の葉のタンニンで、布はもちろん百瀬さん作の引きものも、
黒や茶色に染め上げます。

漆の黒とはまた違った、
木の年輪や模様もくっきりと浮き立ちます。

特に気に入ったのがTシャツでした。
最初に黒く染め上げてから、糊をおいて模様を抜いていくのだとか。
訪れた日は作家さんが在廓ではなかったので詳しいことはわかりませんが、
鷲巣さんのアトリエでは、Tシャツの染色のワークショップも行われているそうで、
とっても行ってみたくなりました。

ギャラリーには、4月にミラノで行われたデザインウィークの様子を写した写真が
たくさん飾られていて、その時のお話も聞けてとても興味深かったです。

というのも、デザインをイタリアのデザイナーさんが行い、
日本の若手の工芸作家さんが実際に作品を作るというコラボ展示だったというのです。

ひまわりのタペストリーは鷲巣さんの、お茶染めで、
碁石を模した引きもののお皿は、百瀬さんの作品でした。
若い人たちのセンスと確かな技術で生み出された作品はとても魅力的でした。

【ほし太の日向ぼっこ】

甘夏

我が家には父が植えた甘夏の木があります。
とっても甘くて美味しい甘夏ですが、
毎年数えるほど、数個しか実がなりません。

今年は8個の実がなっていましたが、
高い木の上のほうにあって脚立を使っても手が届きませんでした。
毎日2階のベランダから眺めていて、
このまま木の上で熟してダメになっちゃうかなぁ。
今年はウチの甘夏が食べられないかもと心配していたら、
先週の土曜日、姉夫婦が高枝切りバサミを持ってきて、
8個の実を全部採ってくれました。

姉もこの甘夏がとっても食べたかったようです。

採った実をさっそく仏壇にあげて、その後食べてみました。
いつもより長く木にならせておいたから、もう中身がスカスカかも…。
とちょっぴり心配しながら食べてみると、
まだまだ瑞々しくて、香りがよく思った以上に美味しかったです。

一つ気になったのは、
甘夏の見た目がまるでグレープフルーツのような色だったこと。
例年はもう少しオレンジ色だったと思うのだけど、
今年の甘夏はどうしてこんなに黄色なのかな?

【ほし太の日向ぼっこ】

うさぎとワニ

日曜日のSPAC演劇「イナバとナバホの白兎」を観劇する前に、
劇場内のカフェスペースで珈琲を戴こうとカウンターに行くと、
可愛らしい干菓子が置いてありました。

見ると「かもかし」さんのお菓子だというではありませんか。
私は、静岡で一番美味しい和菓子屋さんは「かもかし」さんだと思っています。

さらにモチーフが「ウサギとワニ」という、
今回の演劇にちなんで特別に作ってくださったものだと聞いて、
これはもう買わない訳にはいきません。

ワニは、黒糖味とお茶味。
ウサギは、いちご粉末が入ってちょっぴり酸味が効いていました。
直径2センチと3センチほどの可愛らしい干菓子ですが、
やさしい甘みが口の中に広がってとっても美味しかったです。

そういえば、前にもたわら屋さんの和菓子が置いてあって、
近くに越してこられたことを知ったっけ。
どなたのアイディアか知りませんが、
こういう企画っていいなぁ。

【ほし太の日向ぼっこ】

SPAC『イナバとナバホの白兎』 演出:宮城聡

2016年、フランスの国立ケ・ブランリー美術館から委嘱され、
開館10周年を記念して作られた作品「イナバとナバホの白兎」が、
今年再びフランスで、6月19日~23日まで上演されることになり、
それに先駆けて、3年ぶりに静岡芸術劇場でも上演されました。

劇場は3階席まで埋まり、多くの観客が訪れていました。
2016年は駿府公園での野外上演でしたが、
その時とは演出も舞台装置も新たになり、
さらに洗練された印象を受けました。

1部は、日本の古事記に出てくるイナバの白兎を、
2部は、北米のナバホ族の神話を、
3部は、その元となるまだ見ぬ神話をSPAが創作して上演。

という形で、20世紀の思想家・文化人類学者である
クロード・レヴィ=ストロースの仮説に対する
宮城さんとSPACからの答えとなっています。

相変わらずSPACの俳優さんの動きは素晴らしいし、
お得意の、スピーカーとムーバーとに分かれた演出も、
今回は女性パートと男性パートがあるのも新鮮です。
衣装も舞台装置も、またたくさん出てくる仮面の造詣も面白く、
何よりも、臨場感溢れる俳優さんたちによる生演奏が場を盛り立ててと、
SPACの魅力が全て詰まった演目だと再確認しました。

公演後に行われた、文化人類学者青木保さんと宮城さん、
文芸部の横山さんによるアフタートークも、
時間が足りなくなるほどで、
興味深くて面白く、とても楽しかったです。
フランスでも大喝采を浴びること間違いないでしょう。

【ほし太の日向ぼっこ】

自然農の田んぼ 2019 共同田んぼの田植え

6月8日、先週に続いて今度は共同の田んぼの田植えに行って来ました。
前日に梅雨入りしたという気象庁の発表がありましたが、
朝から快晴で気温もぐんぐんと上がりました。

田んぼに着いた時、川から水をくみ上げるポンプが止まっていて、
田んぼの中がカラカラに乾いていました。
聞けば「昨日の雨で水が濁っているのでポンプを動かせない」
「ポンプが大変なことになっていて修理が必要」とのこと、
仲間の二人がポンプの修理に行ってくれました。

しばらくしたら水が復旧し、田んぼにも水が入ってきました。
今回は応急処置でポンプを動かしたとのこと。
よかったです。

植えたばかりの苗だったので、このまま水が入らなければ、
枯れてしまうかもしれないと思うくらい、
日射しも強く気温も高くて心配でした。

共同の田植えに参加したのはこの日は二人だけでした。

草を刈らずに、丸太を転がして草を倒しただけなので、
まずは草をかき分け、苗を植える周りの草は鎌で切り、
10センチ四方くらいの土を掘って柔らかくします。

最初はまず、この苗を植える穴だけを掘り続けました。
午前10時半から、お昼の30分くらいの休憩を挟んで14時過ぎまで、
まるで修行のように穴を掘りました。

一列29個の穴を8列やったところで、
「今日はここまで稲を植えて終了しましょう」となりました。

そこから苗とりをして、ようやく田植えとなりました。
一度穴を開けているとはいえ、
苗を植えるためにはもう少し深く掘る必要があります。
穴掘りを始めてから約4時間、掘った穴に苗を植え終わりました。

共同の田んぼの半分弱です。

共同の田植えのあと、
同じように田植えが終わった仲間の、余った苗をもらい、
自分たちの田んぼで、苗が足りなくて植えられなかった場所や、
小さすぎて苗が消えてしまった場所に植え継ぎしました。

次は2週間後に草取りの予定です。
しばらくは田んぼ仕事が続きます。

【きらくな寝床】

久しぶりの梅干し

ここ何年も、姉が漬けた美味しい梅干しをもらっていたので、
自分で梅干しは作っていませんでした。

先日配達のスタッフが、
無人販売ですごくいい青梅が売っていたと買ってきてくれました。
重さを量ると800gもありました。
それで300円は破格です。

本当にいい梅だったので、梅ジュースを作ろうか、
梅の酵素を作ろうか、はたまた梅酒にしようかと、
あれこれ迷っているうちに忙しくなってしまい、
そのまま一週間近く放置してしまいました。

だんだんと青梅が熟してきていい匂いがするようになり、
そしてついには黄色くなってしまいました。
もうこうなったら梅ジュースにするのは無理なので、
久しぶりに梅干しを漬けることにしました。

サッと洗ってキッチンペーパーで拭き、
ヘタを串で取り除いたら、
重さの2割の塩(160g)をふりかけて重石をするところですが、
今回は量が少ないので一夜漬けの容器で圧をかけてみました。

はたしてこの梅干し、うまく梅酢が上がってくるでしょうか?
これからしばらくドキドキしながら見守ります。

【ほし太の日向ぼっこ】

映画『長いお別れ』 中野量太 監督

中野京子さんの原作を映画化した本作は、
認知症になってしまった父親と妻、
二人の娘とその家族との7年間を描いています。

中島さんは、アルツハイマーの父親との経験を元に
この小説を書いたと言うことで、
実際に認知症現在進行中の義母と重なる場面が多く、
また最後の方は、
二年前に看取った父親とのことがフラッシュバックしてきて、
かなり身につまされました。

タイトルの意味は劇中に出て来ました。
認知症はゆっくりと進行していき、いずれ死にいたること。
少しずつ記憶をなくし遠ざかっていく時間が、
まさに長いお別れの時間となり、
アメリカでは、認知症のことを別名としてこう呼ぶのだそう。

とはいえ、悲しく辛い介護を描いているというわけではなく、
むしろ遠ざかっていく父親を中心に、
家族(特に娘二人)が成長していく物語でした。

何といっても山崎努さんの演技力は圧巻でした。
松原智恵子さん扮する妻も、
明るくけなげに夫を支えながらも、
時々天然?といった可愛らしさがあり、
この物語が暗くならない要因となっていました。

蒼井優さん扮する次女のふみも、
中々うまくいかない実生活を父親に吐露するシーンでは、
自然体で、なんともいえない表情にとても共感しました。

私が父を看取ったあとに感じたことは、
親は、自分の死というものを通じて、
最後まで命をかけて自分の子供に何かを教えていくんだなぁということでした。

この映画も、父親は自分の大切な家族に、
長い時間をかけてゆっくりと、
大切なものを教えていったんだと感じました。

最後は希望の光が感じられる、
とても丁寧に、愛を持って作られた素敵な映画だと思います。

【ほし太の日向ぼっこ】